【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の近鉄長野線 (古市駅~河内長野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.5万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -18.9%( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -24.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 150.7 坪 (昨年 104.1 坪から +44.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。富田林駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは川西駅で昨年に比べ -57.6 %、坪単価は 15.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(富田林西口駅、富田林駅)は +56.2 %(坪単価 +10.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川西駅、喜志駅)は -57.6 %(坪単価 -16.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.0 % → 2023年 31.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 5.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富田林西口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +121.3%( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった喜志駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -57.6%( -11.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄長野線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
古市駅 | 29.2万/坪 (57.2坪) | 39.9万/坪 (43.9坪) | 34.9万/坪 (39.7坪) |
喜志駅 | 8.4万/坪 (132坪) | 19.7万/坪 (210坪) | 18.2万/坪 (90.4坪) |
富田林駅 | 15.2万/坪 (210坪) | 16.6万/坪 (125坪) | 5.2万/坪 (261坪) |
富田林西口駅 | 40.1万/坪 (63.5坪) | 18.1万/坪 (35.5坪) | - |
川西駅 | 15.8万/坪 (336坪) | 37.2万/坪 (24.2坪) | 45.1万/坪 (33.3坪) |
滝谷不動駅 | - | - | - |
汐ノ宮駅 | - | 27.2万/坪 (51.4坪) | - |
河内長野駅 | 22.0万/坪 (180坪) | 35.8万/坪 (35.5坪) | 27.4万/坪 (43.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富田林西口駅 40.1 万/坪(昨年同期比 +121.3 %)
富田林西口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +121.3%( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 35.5 坪から +78.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.5 分 → 2023年 2.5 分、-76.2 %と大きく減少)
富田林駅 15.2 万/坪(昨年同期比 -8.9 %)
富田林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -8.9%( -1.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 210.2 坪 (昨年 125.2 坪から +67.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.6 分 → 2023年 22.2 分、+26.4 %と大きく増加)
川西駅 15.8 万/坪(昨年同期比 -57.6 %)
川西駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -57.6%( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 335.8 坪 (昨年 24.2 坪から +1287.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.0 分 → 2023年 5.0 分、+150.0 %と大きく増加)
喜志駅 8.4 万/坪(昨年同期比 -57.6 %)
喜志駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -57.6%( -11.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 132.1 坪 (昨年 209.6 坪から -37.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 14.3 分 → 2023年 16.0 分、+12.0 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示