【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の大阪今里筋線 (井高野駅～今里駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.8万円/坪(28.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.0％( +9.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 72 件(１年前(2021年)に比べて +22.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 59.6 坪から -15.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。瑞光四丁目駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは瑞光四丁目駅で昨年に比べ +55.7 ％、坪単価は 89.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(瑞光四丁目駅、太子橋今市駅)は +36.3 ％(坪単価 +22.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鴫野駅、緑橋駅)は -18.6 ％(坪単価 -23.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.5 ％ → 2022年 13.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.6 ％ → 2022年 27.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった緑橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -12.8％( -18.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となっただいどう豊里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.2万円/坪(23.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +14.2％( +9.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 大阪今里筋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 井高野駅 | 63.6万/坪 (47.6坪) | - | 37.5万/坪 (34.8坪) |
| 瑞光四丁目駅 | 89.4万/坪 (71.8坪) | 57.4万/坪 (43.1坪) | 66.4万/坪 (76.5坪) |
| だいどう豊里駅 | 76.2万/坪 (27.7坪) | 66.8万/坪 (91.2坪) | 67.9万/坪 (49.7坪) |
| 太子橋今市駅 | 92.3万/坪 (40.6坪) | 79.0万/坪 (47.6坪) | 70.4万/坪 (30.3坪) |
| 清水駅 | 81.0万/坪 (80.4坪) | 81.2万/坪 (30.3坪) | 70.2万/坪 (92.1坪) |
| 新森古市駅 | 110万/坪 (50.9坪) | 98.3万/坪 (103坪) | 110万/坪 (108坪) |
| 関目成育駅 | - | - | - |
| 蒲生四丁目駅 | 115万/坪 (61.4坪) | 116万/坪 (66.6坪) | 103万/坪 (66.6坪) |
| 鴫野駅 | 88.3万/坪 (28.3坪) | 117万/坪 (34.3坪) | 106万/坪 (48.0坪) |
| 緑橋駅 | 128万/坪 (69.4坪) | 146万/坪 (71.6坪) | 129万/坪 (47.1坪) |
| 今里駅 | 87.9万/坪 (46.2坪) | 75.9万/坪 (53.6坪) | 86.4万/坪 (33.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
瑞光四丁目駅 89.4 万/坪(昨年同期比 +55.7 ％)
瑞光四丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.4万円/坪(27.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +55.7％( +32.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 43.1 坪から +66.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.5 分 → 2022年 4.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
太子橋今市駅 92.3 万/坪(昨年同期比 +16.8 ％)
太子橋今市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.3万円/坪(27.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +16.8％( +13.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 40.6 坪 (昨年 47.6 坪から -14.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.0 分 → 2022年 3.2 分、-36.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
鴫野駅 88.3 万/坪(昨年同期比 -24.3 ％)
鴫野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.3万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -24.3％( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて +233.3％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 34.3 坪から -17.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 20.0 ％)
緑橋駅 127.6 万/坪(昨年同期比 -12.8 ％)
緑橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -12.8％( -18.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.4 坪 (昨年 71.6 坪から -3.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 7.0 分 → 2022年 5.8 分、-17.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示