【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の東武野田線 (大宮駅～南桜井駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -6.9％( -4.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 64 件(１年前(2022年)に比べて +6.7％( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 94.4 坪から -11.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。大宮公園駅、大和田駅、七里駅、東岩槻駅、春日部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊春駅で昨年に比べ +280.5 ％、坪単価は 19.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(豊春駅、東岩槻駅)は +176.2 ％(坪単価 +16.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(藤の牛島駅、大宮駅)は -49.2 ％(坪単価 -29.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.0 ％ → 2023年 6.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 3.3 ％ → 2023年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +16.6％( +15.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤の牛島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -62.7％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 東武野田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 99.1万/坪 (42.2坪) | 154万/坪 (80.3坪) | 78.5万/坪 (56.6坪) |
| 北大宮駅 | 112万/坪 (50.4坪) | 96.1万/坪 (38.3坪) | 188万/坪 (19.7坪) |
| 大宮公園駅 | 111万/坪 (46.1坪) | 73.0万/坪 (89.2坪) | 151万/坪 (42.4坪) |
| 大和田駅 | 56.3万/坪 (38.7坪) | 37.7万/坪 (95.6坪) | 38.3万/坪 (62.8坪) |
| 七里駅 | 48.0万/坪 (56.3坪) | 30.2万/坪 (144坪) | 31.7万/坪 (57.9坪) |
| 岩槻駅 | 35.6万/坪 (43.4坪) | 30.1万/坪 (117坪) | 19.4万/坪 (109坪) |
| 東岩槻駅 | 45.5万/坪 (94.5坪) | 26.5万/坪 (80.4坪) | 27.6万/坪 (144坪) |
| 豊春駅 | 19.8万/坪 (176坪) | 5.2万/坪 (162坪) | 0.30万/坪 (273坪) |
| 八木崎駅 | - | 28.8万/坪 (93.8坪) | 41.4万/坪 (25.0坪) |
| 春日部駅 | 60.4万/坪 (73.5坪) | 45.2万/坪 (34.0坪) | 47.9万/坪 (62.3坪) |
| 藤の牛島駅 | 2.3万/坪 (424坪) | 6.2万/坪 (76.4坪) | 24.7万/坪 (175坪) |
| 南桜井駅 | 15.5万/坪 (47.2坪) | - | 23.0万/坪 (61.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊春駅 19.8 万/坪(昨年同期比 +280.5 ％)
豊春駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +280.5％( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +450.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 175.6 坪 (昨年 161.8 坪から +8.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.5 分 → 2023年 16.8 分、+24.6 ％と大きく増加)
東岩槻駅 45.5 万/坪(昨年同期比 +71.8 ％)
東岩槻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +71.8％( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 80.4 坪から +17.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.7 分 → 2023年 8.0 分、-48.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 25.0 ％)
藤の牛島駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -62.7 ％)
藤の牛島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -62.7％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 76.4 坪から +454.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 27.0 分 → 2023年 22.0 分、-18.5 ％と減少)
大宮駅 99.1 万/坪(昨年同期比 -35.7 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -35.7％( -55.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.2 坪 (昨年 80.3 坪から -47.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 18.3 分 → 2023年 21.5 分、+17.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示