【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR外房線 (千葉駅~安房鴨川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +27.5%( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 184 件(1年前(2021年)に比べて -7.1%( -14件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 109.1 坪 (昨年 124.0 坪から -12.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千葉駅、本千葉駅、蘇我駅、誉田駅、土気駅、新茂原駅、上総一ノ宮駅、太東駅、勝浦駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安房鴨川駅で昨年に比べ +177.8 %、坪単価は 12.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(安房鴨川駅、東浪見駅)は +164.2 %(坪単価 +7.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三門駅、長者町駅)は -75.8 %(坪単価 -3.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.5 % → 2022年 3.8 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +74.5%( +45.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて -36.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三門駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.22万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -76.7%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR外房線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千葉駅 | 107万/坪 (73.9坪) | 61.1万/坪 (116坪) | 45.3万/坪 (80.2坪) |
本千葉駅 | 74.7万/坪 (61.6坪) | 51.8万/坪 (50.3坪) | 45.1万/坪 (38.4坪) |
蘇我駅 | 49.8万/坪 (77.5坪) | 40.1万/坪 (164坪) | 45.8万/坪 (48.8坪) |
鎌取駅 | 27.8万/坪 (44.6坪) | 37.1万/坪 (74.7坪) | 38.1万/坪 (109坪) |
誉田駅 | 20.7万/坪 (100坪) | 16.6万/坪 (114坪) | 22.6万/坪 (59.1坪) |
土気駅 | 27.7万/坪 (71.1坪) | 19.5万/坪 (137坪) | 8.8万/坪 (162坪) |
大網駅 | 4.7万/坪 (92.0坪) | 5.6万/坪 (117坪) | 8.0万/坪 (103坪) |
永田駅 | 2.2万/坪 (164坪) | 4.5万/坪 (45.4坪) | 3.1万/坪 (129坪) |
本納駅 | 1.7万/坪 (193坪) | 2.1万/坪 (85.2坪) | 1.6万/坪 (84.9坪) |
新茂原駅 | 3.3万/坪 (77.0坪) | 2.7万/坪 (107坪) | 7.6万/坪 (152坪) |
茂原駅 | 5.1万/坪 (90.2坪) | 5.4万/坪 (117坪) | 5.8万/坪 (117坪) |
八積駅 | 2.1万/坪 (98.1坪) | 3.3万/坪 (160坪) | 1.1万/坪 (85.7坪) |
上総一ノ宮駅 | 7.1万/坪 (184坪) | 3.7万/坪 (145坪) | 3.8万/坪 (183坪) |
東浪見駅 | 10.1万/坪 (125坪) | 4.0万/坪 (186坪) | 6.6万/坪 (140坪) |
太東駅 | 3.3万/坪 (121坪) | 2.0万/坪 (245坪) | 3.6万/坪 (167坪) |
長者町駅 | 1.6万/坪 (161坪) | 6.3万/坪 (142坪) | 2.4万/坪 (180坪) |
三門駅 | 0.7万/坪 (203坪) | 3.2万/坪 (183坪) | - |
大原駅 | 2.5万/坪 (213坪) | 4.5万/坪 (144坪) | 2.6万/坪 (168坪) |
浪花駅 | - | 2.8万/坪 (172坪) | 1.8万/坪 (141坪) |
御宿駅 | 3.1万/坪 (107坪) | 4.0万/坪 (140坪) | 2.5万/坪 (125坪) |
勝浦駅 | 6.7万/坪 (145坪) | 4.2万/坪 (86.2坪) | 9.7万/坪 (101坪) |
鵜原駅 | 5.1万/坪 (157坪) | - | 5.1万/坪 (157坪) |
上総興津駅 | 4.9万/坪 (124坪) | 9.4万/坪 (113坪) | 2.0万/坪 (205坪) |
行川アイランド駅 | - | - | - |
安房小湊駅 | - | 2.7万/坪 (56.0坪) | 0.24万/坪 (40.8坪) |
安房天津駅 | 4.3万/坪 (69.6坪) | - | 9.7万/坪 (53.7坪) |
安房鴨川駅 | 12.9万/坪 (60.0坪) | 4.6万/坪 (92.8坪) | 10.3万/坪 (83.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安房鴨川駅 12.9 万/坪(昨年同期比 +177.8 %)
安房鴨川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.9万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +177.8%( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 92.8 坪から -35.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 70.0 分 → 2022年 29.3 分、-58.1 %と大きく減少)
東浪見駅 10.1 万/坪(昨年同期比 +150.5 %)
東浪見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +150.5%( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 125.0 坪 (昨年 185.7 坪から -32.7 %減)。
三門駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -76.7 %)
三門駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.22万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -76.7%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 202.7 坪 (昨年 183.0 坪から +10.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 11.0 分、-45.0 %と大きく減少)
長者町駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -74.9 %)
長者町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -74.9%( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 160.9 坪 (昨年 142.2 坪から +13.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.3 分 → 2022年 31.0 分、+116.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示