【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の京都市烏丸線 (国際会館駅~竹田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -14.3%( -20.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2021年)に比べて -30.4%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 85.0 坪 (昨年 59.0 坪から +44.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。北山駅、丸太町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +224.0 %、坪単価は 315 万円/坪となった。
上位 2 駅(京都駅、丸太町駅)は +142.7 %(坪単価 +168.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(今出川駅、十条駅)は -57.3 %(坪単価 -90.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.3 % → 2022年 6.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.4 % → 2022年 15.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 551万円/坪(167万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -27.5%( -209.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった十条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -56.0%( -59.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
京都市烏丸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
国際会館駅 | 86.6万/坪 (129坪) | 86.4万/坪 (68.6坪) | 53.6万/坪 (147坪) |
松ケ崎駅 | 133万/坪 (105坪) | 137万/坪 (43.4坪) | 123万/坪 (56.0坪) |
北山駅 | 112万/坪 (47.4坪) | 85.1万/坪 (91.1坪) | 100万/坪 (47.1坪) |
北大路駅 | 82.4万/坪 (92.3坪) | 92.8万/坪 (52.9坪) | 84.6万/坪 (42.2坪) |
鞍馬口駅 | 69.0万/坪 (40.8坪) | 125万/坪 (31.8坪) | 147万/坪 (38.6坪) |
今出川駅 | 86.6万/坪 (49.4坪) | 209万/坪 (23.8坪) | - |
丸太町駅 | 312万/坪 (109坪) | 193万/坪 (46.9坪) | 301万/坪 (66.6坪) |
烏丸御池駅 | - | 404万/坪 (136坪) | - |
四条駅 | 551万/坪 (81.7坪) | 760万/坪 (30.3坪) | - |
五条駅 | 231万/坪 (21.2坪) | - | 189万/坪 (14.6坪) |
京都駅 | 315万/坪 (31.8坪) | 97.2万/坪 (99.8坪) | 184万/坪 (94.5坪) |
九条駅 | 42.7万/坪 (72.6坪) | - | 83.7万/坪 (22.7坪) |
十条駅 | 46.3万/坪 (15.1坪) | 105万/坪 (81.7坪) | - |
くいな橋駅 | - | - | 72.1万/坪 (16.6坪) |
竹田駅 | 59.8万/坪 (211坪) | 93.2万/坪 (236坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 314.8 万/坪(昨年同期比 +224.0 %)
京都駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 315万円/坪(95.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +224.0%( +217.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 99.8 坪から -68.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 7.0 分、+75.0 %と大きく増加)
丸太町駅 312.2 万/坪(昨年同期比 +61.4 %)
丸太町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 312万円/坪(94.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +61.4%( +118.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 46.9 坪から +132.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.8 分 → 2022年 3.0 分、-65.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 100.0 %)
今出川駅 86.6 万/坪(昨年同期比 -58.5 %)
今出川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.6万円/坪(26.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -58.5%( -122.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 23.8 坪から +107.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.2 分 → 2022年 22.0 分、+66.0 %と大きく増加)
十条駅 46.3 万/坪(昨年同期比 -56.0 %)
十条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -56.0%( -59.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 81.7 坪から -81.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.0 分 → 2022年 3.0 分、-50.0 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示