【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期のJR鹿児島本線 (川内駅～鹿児島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +27.8％( +7.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて -5.7％( -2件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 25.7年から -19.9 ％減)。平均専有面積は 62.9 ㎡ (昨年 57.6 ㎡から +9.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鹿児島中央駅、鹿児島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鹿児島駅で昨年に比べ +59.7 ％、単価は 41.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(鹿児島駅)は +59.7 ％(単価 +15.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(川内駅)は -41.0 ％(単価 -14.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 25.7 年 → 2024年 20.6 年、-19.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 10.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.6 ％ → 2024年 30.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 3.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿児島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +59.7％( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -12.5％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川内駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -41.0％( -14.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR鹿児島本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川内駅 | 20.8万/㎡ (11.8年/77.5㎡) | 35.3万/㎡ (4.3年/85.0㎡) | 27.1万/㎡ (12.3年/70.0㎡) |
| 伊集院駅 | - | - | - |
| 広木駅 | - | 14.3万/㎡ (30.3年/70.0㎡) | - |
| 鹿児島中央駅 | 34.3万/㎡ (23.5年/60.8㎡) | 28.1万/㎡ (26.7年/52.8㎡) | 31.1万/㎡ (21.9年/61.0㎡) |
| 鹿児島駅 | 41.1万/㎡ (12.6年/65.7㎡) | 25.7万/㎡ (24.8年/67.5㎡) | 26.9万/㎡ (22.0年/65.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
鹿児島駅 41.1 万/㎡(昨年同期比 +59.7 ％)
鹿児島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +59.7％( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -12.5％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 24.8年から -49.3 ％減)。平均専有面積は 65.7 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -2.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.8 年 → 2024年 12.6 年、-49.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.1 分 → 2024年 10.1 分、-16.3 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 33.3 ％)
川内駅 20.8 万/㎡(昨年同期比 -41.0 ％)
川内駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -41.0％( -14.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 4.3年から +176.4 ％増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -8.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 4.3 年 → 2024年 11.8 年、+176.4 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示