【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜3月期のJR横浜線 (成瀬駅～八王子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +8.0％( +3.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 58 件(１年前(2019年)に比べて +28.9％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.9年(昨年 19.5年から +2.1 ％増)。平均専有面積は 62.6 ㎡ (昨年 56.1 ㎡から +11.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。八王子駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八王子駅で昨年に比べ +16.4 ％、単価は 46.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(八王子駅)は +16.4 ％(単価 +6.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(成瀬駅)は -26.1 ％(単価 -13.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 19.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 47.6 ％ → 2020年 41.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.8 ％ → 2020年 5.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 4.8 ％ → 2020年 3.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった町田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -19.2％( -11.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2019年)に比べて +108.3％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった成瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -26.1％( -13.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR横浜線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 成瀬駅 | 37.7万/㎡ (20.0年/81.2㎡) | 51.1万/㎡ (11.0年/90.0㎡) | 41.6万/㎡ (14.7年/81.7㎡) |
| 町田駅 | 47.0万/㎡ (21.5年/68.2㎡) | 58.1万/㎡ (13.5年/59.2㎡) | 40.8万/㎡ (26.9年/53.8㎡) |
| 相原駅 | - | - | 21.4万/㎡ (22.0年/70.0㎡) |
| 八王子みなみ野駅 | - | 29.6万/㎡ (11.6年/78.0㎡) | 32.9万/㎡ (15.8年/91.2㎡) |
| 片倉駅 | 34.7万/㎡ (21.0年/75.0㎡) | - | 29.2万/㎡ (17.0年/65.0㎡) |
| 八王子駅 | 46.6万/㎡ (17.5年/49.6㎡) | 40.0万/㎡ (19.9年/46.1㎡) | 39.6万/㎡ (18.2年/57.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八王子駅 46.6 万/㎡(昨年同期比 +16.4 ％)
八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +16.4％( +6.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2019年)に比べて +9.1％( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 19.9年から -12.1 ％減)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 46.1 ㎡から +7.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 19.9 年 → 2020年 17.5 年、-12.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 13.7 分 → 2020年 11.8 分、-13.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.1 ％ → 2020年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.5 ％ → 2020年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.1 ％ → 2020年 4.2 ％)
成瀬駅 37.7 万/㎡(昨年同期比 -26.1 ％)
成瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -26.1％( -13.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 11.0年から +81.9 ％増)。平均専有面積は 81.2 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -9.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.0 年 → 2020年 20.0 年、+81.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.0 分 → 2020年 6.8 分、+125.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示