【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年4月〜6月期の名鉄河和線 (太田川駅~河和駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +21.5%( +3.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2021年)に比べて -21.4%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 25.2年から +3.8 %増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から -3.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。南加木屋駅、知多半田駅、青山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南加木屋駅で昨年に比べ +37.0 %、単価は 15.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(南加木屋駅、知多半田駅)は +30.1 %(単価 +4.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(住吉町駅、太田川駅)は -24.0 %(単価 -4.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 34.1 分 → 2022年 29.8 分、-12.6 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.6 % → 2022年 65.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 6.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.9 % → 2022年 13.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -13.4%( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった住吉町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -34.6%( -4.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名鉄河和線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
太田川駅 | 32.4万/㎡ (17.6年/75.0㎡) | 37.4万/㎡ (12.9年/76.7㎡) | 35.8万/㎡ (15.3年/70.0㎡) |
高横須賀駅 | - | 9.6万/㎡ (29.3年/85.0㎡) | - |
南加木屋駅 | 15.1万/㎡ (32.1年/76.7㎡) | 11.0万/㎡ (35.1年/85.0㎡) | 34.4万/㎡ (9.3年/90.0㎡) |
八幡新田駅 | - | - | 26.7万/㎡ (13.3年/75.0㎡) |
巽ケ丘駅 | - | 15.0万/㎡ (24.3年/80.0㎡) | - |
阿久比駅 | 4.0万/㎡ (53.3年/45.0㎡) | - | - |
植大駅 | - | - | - |
半田口駅 | - | 18.9万/㎡ (19.3年/90.0㎡) | - |
住吉町駅 | 9.2万/㎡ (36.3年/65.0㎡) | 14.1万/㎡ (22.3年/82.5㎡) | - |
知多半田駅 | 25.2万/㎡ (23.3年/77.5㎡) | 20.4万/㎡ (20.1年/84.3㎡) | - |
成岩駅 | - | 13.7万/㎡ (20.3年/95.0㎡) | - |
青山駅 | 24.2万/㎡ (17.3年/91.0㎡) | 19.8万/㎡ (20.3年/88.8㎡) | - |
上ゲ駅 | - | - | - |
知多武豊駅 | - | 20.0万/㎡ (0年/70.0㎡) | - |
河和駅 | 12.0万/㎡ (30.1年/61.9㎡) | 12.7万/㎡ (28.8年/63.4㎡) | 10.0万/㎡ (29.3年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
南加木屋駅 15.1 万/㎡(昨年同期比 +37.0 %)
南加木屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +37.0%( +4.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 35.1年から -8.5 %減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -9.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.6 分 → 2022年 10.3 分、-33.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 80.0 % → 2022年 66.7 %)
知多半田駅 25.2 万/㎡(昨年同期比 +23.3 %)
知多半田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +23.3%( +4.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 20.1年から +15.6 %増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 84.3 ㎡から -8.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 20.1 年 → 2022年 23.3 年、+15.6 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.6 分 → 2022年 9.3 分、+23.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 % → 2022年 83.3 %)
住吉町駅 9.2 万/㎡(昨年同期比 -34.6 %)
住吉町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -34.6%( -4.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 22.3年から +62.9 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -21.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.5 分 → 2022年 7.0 分、-26.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.3 年 → 2022年 36.3 年、+62.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
太田川駅 32.4 万/㎡(昨年同期比 -13.4 %)
太田川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -13.4%( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.6年(昨年 12.9年から +36.1 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -2.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.9 年 → 2022年 17.6 年、+36.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 12.3 分、+208.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示