【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の名古屋市上飯田線 (上飯田駅～平安通駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.1％( -5.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -59.6％( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 24.4年から +25.6 ％増)。平均専有面積は 71.3 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +0.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。上飯田駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは平安通駅で昨年に比べ -23.4 ％、単価は 30.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(上飯田駅)は -14.5 ％(単価 -4.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(平安通駅)は -23.4 ％(単価 -9.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.7 ％ → 2024年 21.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.4 年 → 2024年 30.7 年、+25.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.9 分 → 2024年 7.6 分、+10.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.8 ％ → 2024年 36.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.6 ％ → 2024年 26.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平安通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -23.4％( -9.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -47.1％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上飯田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.5％( -4.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -20件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名古屋市上飯田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上飯田駅 | 23.5万/㎡ (29.1年/67.5㎡) | 27.5万/㎡ (26.4年/70.5㎡) | 27.1万/㎡ (24.3年/71.2㎡) |
| 平安通駅 | 30.4万/㎡ (32.4年/75.6㎡) | 39.7万/㎡ (21.0年/72.4㎡) | 34.9万/㎡ (23.0年/77.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
上飯田駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 -14.5 ％)
上飯田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.5％( -4.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -20件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 26.4年から +10.5 ％増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から -4.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 56.7 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 26.4 年 → 2024年 29.1 年、+10.5 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.8 分 → 2024年 8.9 分、+14.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 ％ → 2024年 30.0 ％)
平安通駅 30.4 万/㎡(昨年同期比 -23.4 ％)
平安通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -23.4％( -9.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -47.1％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 21.0年から +54.3 ％増)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 72.4 ㎡から +4.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 ％ → 2024年 22.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 32.4 年、+54.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 5.5 分 → 2024年 6.2 分、+13.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.8 ％ → 2024年 44.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示