【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR日豊本線 (延岡駅~西都城駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +7.7%( +2.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -179件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 21.0年から -7.8 %減)。平均専有面積は 72.8 ㎡ (昨年 74.7 ㎡から -2.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。宮崎神宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宮崎神宮駅で昨年に比べ +35.8 %、単価は 26.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(宮崎神宮駅)は +35.8 %(単価 +6.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(都城駅)は -78.6 %(単価 -13.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.6 % → 2024年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.4 % → 2024年 2.8 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 5.6 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.9 % → 2024年 5.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +7.5%( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -83.4%( -131件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -78.6%( -13.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
延岡駅 | 25.7万/㎡ (14.0年/70.0㎡) | 23.4万/㎡ (13.4年/85.0㎡) | 30.1万/㎡ (11.8年/82.5㎡) |
南延岡駅 | - | 12.9万/㎡ (41.8年/70.0㎡) | - |
日向市駅 | - | - | - |
高鍋駅 | - | - | 7.5万/㎡ (31.8年/20.0㎡) |
蓮ケ池駅 | - | - | 13.8万/㎡ (31.0年/80.0㎡) |
宮崎神宮駅 | 26.1万/㎡ (21.8年/73.8㎡) | 19.3万/㎡ (28.7年/68.8㎡) | 24.7万/㎡ (21.3年/71.4㎡) |
宮崎駅 | 30.6万/㎡ (17.8年/73.7㎡) | 28.5万/㎡ (19.8年/74.9㎡) | 28.9万/㎡ (16.7年/75.7㎡) |
南宮崎駅 | 20.9万/㎡ (28.7年/66.7㎡) | 22.9万/㎡ (21.8年/78.0㎡) | 21.2万/㎡ (20.9年/70.8㎡) |
加納駅 | - | 16.2万/㎡ (30.0年/80.0㎡) | - |
清武駅 | - | - | - |
都城駅 | 3.6万/㎡ (34.0年/70.0㎡) | 16.7万/㎡ (24.3年/67.0㎡) | - |
西都城駅 | - | 21.1万/㎡ (17.3年/90.0㎡) | 22.5万/㎡ (16.8年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
宮崎神宮駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 +35.8 %)
宮崎神宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +35.8%( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 28.7年から -24.2 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から +7.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.7 年 → 2024年 21.8 年、-24.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 87.5 % → 2024年 50.0 %)
都城駅 3.6 万/㎡(昨年同期比 -78.6 %)
都城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -78.6%( -13.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 24.3年から +40.1 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 67.0 ㎡から +4.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.7 分 → 2024年 4.0 分、-85.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.3 年 → 2024年 34.0 年、+40.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示