【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR日豊本線 (延岡駅～西都城駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +5.1％( +1.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2023年)に比べて +55.6％( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 21.2年から -3.1 ％減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 71.9 ㎡から -1.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。延岡駅、宮崎神宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宮崎神宮駅で昨年に比べ +55.0 ％、単価は 25.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(宮崎神宮駅)は +55.0 ％(単価 +9.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(都城駅)は -82.9 ％(単価 -17.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 53.1 ％ → 2024年 39.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 15.9 分 → 2024年 18.2 分、+14.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 5.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 12.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +5.7％( +1.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2023年)に比べて +31.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -82.9％( -17.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 延岡駅 | 26.6万/㎡ (14.0年/75.0㎡) | 21.6万/㎡ (15.0年/85.0㎡) | 21.3万/㎡ (32.0年/75.0㎡) |
| 南延岡駅 | - | - | - |
| 日向市駅 | - | - | - |
| 高鍋駅 | - | - | - |
| 蓮ケ池駅 | 20.0万/㎡ (32.0年/80.0㎡) | - | 13.8万/㎡ (31.0年/80.0㎡) |
| 宮崎神宮駅 | 25.5万/㎡ (21.1年/67.2㎡) | 16.5万/㎡ (25.5年/47.5㎡) | 24.2万/㎡ (23.7年/72.5㎡) |
| 宮崎駅 | 28.6万/㎡ (19.3年/70.9㎡) | 27.0万/㎡ (21.2年/72.1㎡) | 31.2万/㎡ (14.9年/80.4㎡) |
| 南宮崎駅 | 20.9万/㎡ (28.7年/66.7㎡) | - | 14.9万/㎡ (25.9年/68.3㎡) |
| 加納駅 | - | 16.2万/㎡ (30.0年/80.0㎡) | - |
| 清武駅 | - | - | - |
| 都城駅 | 3.6万/㎡ (34.0年/70.0㎡) | 20.9万/㎡ (18.5年/77.5㎡) | - |
| 西都城駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
宮崎神宮駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 +55.0 ％)
宮崎神宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +55.0％( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +350.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 25.5年から -17.2 ％減)。平均専有面積は 67.2 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から +41.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 25.5 年 → 2024年 21.1 年、-17.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 44.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 26.7 分、+105.1 ％と大きく増加)
都城駅 3.6 万/㎡(昨年同期比 -82.9 ％)
都城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -82.9％( -17.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 18.5年から +83.8 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -9.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.5 分 → 2024年 4.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.5 年 → 2024年 34.0 年、+83.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示