
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜12月期の東北新幹線 (白石蔵王駅~古川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +10.8%( +3.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 73 件(1年前(2019年)に比べて +143.3%( +43件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 27.7年から -14.0 %減)。平均専有面積は 66.0 ㎡ (昨年 62.2 ㎡から +6.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。古川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは古川駅で昨年に比べ +65.6 %、単価は 8.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(古川駅)は +65.6 %(単価 +3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(仙台駅)は +13.5 %(単価 +4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 27.7 年 → 2020年 23.8 年、-14.0 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 21.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.7 % → 2020年 51.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.7 分 → 2020年 24.8 分、+81.6 %と大きく増加)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +13.5%( +4.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 68 件(1年前(2019年)に比べて +134.5%( +39件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +65.6%( +3.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
東北新幹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
白石蔵王駅 | - | - | - |
仙台駅 | 34.1万/㎡ (23.7年/66.2㎡) | 30.0万/㎡ (27.7年/62.1㎡) | 38.1万/㎡ (21.6年/60.5㎡) |
古川駅 | 8.9万/㎡ (25.6年/62.0㎡) | 5.4万/㎡ (27.5年/65.0㎡) | 13.5万/㎡ (24.0年/62.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
古川駅 8.9 万/㎡(昨年同期比 +65.6 %)
古川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +65.6%( +3.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 27.5年から -6.8 %減)。平均専有面積は 62.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -4.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 19.0 分 → 2020年 17.0 分、-10.5 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
仙台駅 34.1 万/㎡(昨年同期比 +13.5 %)
仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +13.5%( +4.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 68 件(1年前(2019年)に比べて +134.5%( +39件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 27.7年から -14.4 %減)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 62.1 ㎡から +6.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 27.7 年 → 2020年 23.7 年、-14.4 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.3 % → 2020年 23.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 59.3 % → 2020年 48.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.5 分 → 2020年 25.4 分、+88.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示