【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜3月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅～八瀬比叡山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -16.9％( -7.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2019年)に比べて +8.3％( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 26.7年から +20.9 ％増)。平均専有面積は 48.5 ㎡ (昨年 53.3 ㎡から -9.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。修学院駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは一乗寺駅で昨年に比べ -16.9 ％、単価は 24.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(修学院駅)は -5.9 ％(単価 -2.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(一乗寺駅)は -16.9 ％(単価 -5.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 30.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.7 年 → 2020年 32.3 年、+20.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 7.2 分 → 2020年 8.1 分、+11.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 58.3 ％ → 2020年 69.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -14.0％( -6.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一乗寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -16.9％( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 叡山電鉄本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出町柳駅 | 39.8万/㎡ (30.4年/30.0㎡) | 45.1万/㎡ (23.3年/30.0㎡) | 54.5万/㎡ (20.0年/45.0㎡) |
| 元田中駅 | - | 32.3万/㎡ (38.0年/65.0㎡) | - |
| 茶山・京都芸術大学駅 | 41.7万/㎡ (29.4年/53.3㎡) | 48.4万/㎡ (21.0年/53.8㎡) | 24.6万/㎡ (34.0年/51.7㎡) |
| 一乗寺駅 | 24.6万/㎡ (44.0年/65.0㎡) | 29.6万/㎡ (43.0年/67.5㎡) | - |
| 修学院駅 | 39.6万/㎡ (34.5年/67.5㎡) | 42.1万/㎡ (21.0年/67.5㎡) | 44.3万/㎡ (20.0年/70.0㎡) |
| 宝ケ池駅 | - | - | - |
| 八瀬比叡山口駅 | 13.6万/㎡ (33.0年/60.0㎡) | - | 14.8万/㎡ (27.4年/58.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
修学院駅 39.6 万/㎡(昨年同期比 -5.9 ％)
修学院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -5.9％( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.5年(昨年 21.0年から +64.3 ％増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 4.5 分 → 2020年 4.0 分、-11.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 21.0 年 → 2020年 34.5 年、+64.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
一乗寺駅 24.6 万/㎡(昨年同期比 -16.9 ％)
一乗寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -16.9％( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 43.0年から +2.3 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -3.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示