【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR肥薩線 (吉松駅~隼人駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.3%( +5.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -28.6%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 29.7年から -42.5 %減)。平均土地面積は 118.4 坪 (昨年 145.0 坪から -18.4 %減)。平均建物面積は 67.2 坪 (昨年 68.1 坪から -1.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。隼人駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは隼人駅で昨年に比べ +59.3 %、坪単価は 55.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(隼人駅)は +59.3 %(坪単価 +20.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(吉松駅)は -32.3 %(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.7 年 → 2022年 17.1 年、-42.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 % → 2022年 42.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 28.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +59.3%( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栗野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.3%( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR肥薩線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
吉松駅 | 28.6万/坪 (21.5年/125坪) | 42.3万/坪 (17.3年/103坪) | 11.6万/坪 (49.3年/269坪) |
栗野駅 | 16.5万/坪 (33.3年/185坪) | 19.3万/坪 (30.9年/188坪) | 35.8万/坪 (30.3年/299坪) |
大隅横川駅 | - | 7.2万/坪 (31.8年/74.9坪) | 9.2万/坪 (26.3年/136坪) |
植村駅 | - | - | - |
霧島温泉駅 | - | 16.8万/坪 (31.8年/160坪) | 6.3万/坪 (40.8年/186坪) |
嘉例川駅 | - | 47.3万/坪 (20.8年/121坪) | - |
中福良駅 | - | - | - |
表木山駅 | - | - | |
日当山駅 | 31.9万/坪 (0年/98.8坪) | 36.4万/坪 (28.6年/93.8坪) | 32.7万/坪 (33.3年/129坪) |
隼人駅 | 55.6万/坪 (0.25年/115坪) | 34.9万/坪 (31.5年/190坪) | 42.6万/坪 (25.0年/197坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
隼人駅 55.6 万/坪(昨年同期比 +59.3 %)
隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +59.3%( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 31.5年から -99.2 %減)。平均土地面積は 114.5 坪 (昨年 190.0 坪から -39.7 %減)。平均建物面積は 106.4 坪 (昨年 52.6 坪から +102.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.5 年 → 2022年 0.3 年、-99.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 24.6 分 → 2022年 19.9 分、-19.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 100.0 %)
吉松駅 28.6 万/坪(昨年同期比 -32.3 %)
吉松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.6万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.3%( -13.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 17.3年から +24.6 %増)。平均土地面積は 125.0 坪 (昨年 102.9 坪から +21.6 %増)。平均建物面積は 64.3 坪 (昨年 37.8 坪から +70.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.3 年 → 2022年 21.5 年、+24.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.0 分 → 2022年 120.0 分、+900.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示