【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR肥薩線 (吉松駅～隼人駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -53.1％( -26.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて -37.1％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 21.3年から +39.2 ％増)。平均土地面積は 157.0 坪 (昨年 77.8 坪から +101.8 ％増)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 31.4 坪から +14.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。栗野駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは日当山駅で昨年に比べ -83.1 ％、坪単価は 12.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(大隅横川駅)は +161.9 ％(坪単価 +2.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日当山駅)は -83.1 ％(坪単価 -59.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.9 ％ → 2021年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.3 年 → 2021年 29.6 年、+39.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.4 ％ → 2021年 50.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.5 ％ → 2021年 27.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -40.2％( -24.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大隅横川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +161.9％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR肥薩線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 吉松駅 | - | - | 7.0万/坪 (44.8年/99.8坪) |
| 栗野駅 | 15.0万/坪 (34.9年/182坪) | 18.5万/坪 (34.8年/98.5坪) | 14.9万/坪 (39.9年/126坪) |
| 大隅横川駅 | 4.7万/坪 (19.8年/56.0坪) | 1.8万/坪 (46.8年/16.6坪) | - |
| 植村駅 | - | - | - |
| 霧島温泉駅 | - | 20.0万/坪 (34.3年/80.2坪) | 17.4万/坪 (27.8年/160坪) |
| 嘉例川駅 | - | - | 6.0万/坪 (70.8年/151坪) |
| 中福良駅 | - | - | - |
| 表木山駅 | - | - | - |
| 日当山駅 | 12.0万/坪 (35.4年/315坪) | 71.3万/坪 (1.8年/61.3坪) | 19.0万/坪 (17.3年/84.7坪) |
| 隼人駅 | 37.0万/坪 (23.2年/112坪) | 61.8万/坪 (17.9年/76.6坪) | 55.0万/坪 (23.3年/96.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大隅横川駅 4.7 万/坪(昨年同期比 +161.9 ％)
大隅横川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +161.9％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.8年(昨年 46.8年から -57.8 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 16.6 坪から +236.4 ％増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 16.6 坪から +281.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 46.8 年 → 2021年 19.8 年、-57.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
日当山駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -83.1 ％)
日当山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -83.1％( -59.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 1.8年から +1920.6 ％増)。平均土地面積は 315.1 坪 (昨年 61.3 坪から +414.4 ％増)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 34.0 坪から -51.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 41.8 分 → 2021年 17.7 分、-57.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 1.8 年 → 2021年 35.4 年、+1920.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示