【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR伯備線 (上石見駅~伯耆大山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +24.6%( +7.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2019年)に比べて +30.8%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 23.5年から +2.8 %増)。平均土地面積は 150.3 坪 (昨年 120.5 坪から +24.7 %増)。平均建物面積は 55.4 坪 (昨年 51.1 坪から +8.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。伯耆大山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伯耆溝口駅で昨年に比べ +135.6 %、坪単価は 23.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(伯耆溝口駅、伯耆大山駅)は +92.5 %(坪単価 +14.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(江尾駅、生山駅)は -64.8 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 61.9 % → 2020年 54.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.5 % → 2020年 12.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 15.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.8 % → 2020年 2.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった伯耆大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.8万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +49.5%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった生山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -63.4%( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR伯備線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上石見駅 | - | - | - |
生山駅 | 2.9万/坪 (42.0年/424坪) | 7.9万/坪 (0年/66.6坪) | - |
黒坂駅 | 39.7万/坪 (25.0年/424坪) | 52.9万/坪 (25.0年/248坪) | - |
根雨駅 | 9.1万/坪 (44.0年/148坪) | - | 1.5万/坪 (53.8年/21.2坪) |
武庫駅 | - | - | - |
江尾駅 | 39.1万/坪 (13.8年/112坪) | - | |
伯耆溝口駅 | 23.4万/坪 (30.8年/109坪) | - | |
岸本駅 | 30.0万/坪 (25.1年/222坪) | 26.9万/坪 (26.0年/151坪) | 28.5万/坪 (24.4年/216坪) |
伯耆大山駅 | 45.8万/坪 (18.6年/91.8坪) | 30.7万/坪 (20.9年/77.1坪) | 52.2万/坪 (24.8年/100坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伯耆溝口駅 23.4 万/坪(昨年同期比 +135.6 %)
伯耆溝口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +135.6%( +13.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 26.8年から +15.0 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 332.8 坪から -88.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 120.0 分 → 2020年 40.7 分、-66.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 26.8 年 → 2020年 30.8 年、+15.0 %と増加)
伯耆大山駅 45.8 万/坪(昨年同期比 +49.5 %)
伯耆大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.8万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +49.5%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 20.9年から -11.3 %減)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 77.1 坪から +19.0 %増)。平均建物面積は 54.1 坪 (昨年 34.6 坪から +56.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 20.9 年 → 2020年 18.6 年、-11.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 62.5 % → 2020年 47.1 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 23.5 %)
江尾駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -66.2 %)
江尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -66.2%( -25.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.5年(昨年 13.8年から +136.4 %増)。平均建物面積は 226.9 坪 (昨年 33.3 坪から +581.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 13.8 年 → 2020年 32.5 年、+136.4 %と大きく増加)
生山駅 2.9 万/坪(昨年同期比 -63.4 %)
生山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -63.4%( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 66.6 坪から +536.4 %増)。平均建物面積は 93.8 坪 (昨年 56.0 坪から +67.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 60.0 分 → 2020年 30.0 分、-50.0 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示