この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の土佐くろしお鉄道阿佐線 (後免駅~奈半利駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -24.9%( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -73.8%( -48件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 29.2年から +14.4 %増)。平均土地面積は 83.6 坪 (昨年 75.9 坪から +10.1 %増)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 37.7 坪から +15.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。後免町駅、田野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田野駅で昨年に比べ +78.9 %、坪単価は 11.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(田野駅、後免町駅)は +60.8 %(坪単価 +14.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(立田駅、夜須駅)は -78.6 %(坪単価 -23.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 % → 2024年 17.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.2 年 → 2024年 33.4 年、+14.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.1 % → 2024年 46.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった後免町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.7万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +42.7%( +24.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった立田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -85.3%( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
土佐くろしお鉄道阿佐線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
後免駅 | 24.8万/坪 (56.3年/115坪) | 79.1万/坪 (22.3年/68.1坪) | 70.3万/坪 (17.0年/95.3坪) |
後免町駅 | 82.7万/坪 (14.1年/45.0坪) | 58.0万/坪 (24.9年/54.1坪) | 51.1万/坪 (27.0年/68.3坪) |
立田駅 | 3.8万/坪 (49.0年/130坪) | 25.8万/坪 (0年/39.3坪) | 11.4万/坪 (21.3年/269坪) |
のいち駅 | 42.3万/坪 (46.2年/89.2坪) | 76.3万/坪 (20.3年/77.3坪) | 54.9万/坪 (25.1年/82.5坪) |
よしかわ駅 | - | - | 7.4万/坪 (30.7年/66.0坪) |
あかおか駅 | - | 28.4万/坪 (27.5年/68.4坪) | 19.4万/坪 (34.8年/78.7坪) |
香我美駅 | - | 21.0万/坪 (29.9年/70.1坪) | - |
夜須駅 | 10.1万/坪 (39.0年/28.7坪) | 35.9万/坪 (36.2年/97.8坪) | 11.4万/坪 (0年/78.7坪) |
西分駅 | - | 4.3万/坪 (50.5年/57.5坪) | - |
和食駅 | - | - | 11.0万/坪 (35.5年/130坪) |
赤野駅 | - | 2.6万/坪 (55.0年/25.7坪) | - |
穴内駅 | - | - | - |
球場前駅 | - | - | 25.9万/坪 (30.0年/65.0坪) |
あき総合病院前駅 | 69.1万/坪 (0年/185坪) | - | 21.9万/坪 (43.9年/123坪) |
安芸駅 | 15.4万/坪 (40.0年/90.8坪) | 17.2万/坪 (53.0年/96.4坪) | 15.0万/坪 (28.1年/110坪) |
伊尾木駅 | 26.4万/坪 (35.0年/90.8坪) | - | - |
下山駅 | - | 66.1万/坪 (18.8年/157坪) | - |
唐浜駅 | - | - | - |
安田駅 | - | 2.2万/坪 (54.5年/36.3坪) | - |
田野駅 | 11.3万/坪 (38.0年/142坪) | 6.3万/坪 (55.7年/156坪) | 9.7万/坪 (40.5年/91.5坪) |
奈半利駅 | 7.2万/坪 (39.8年/74.9坪) | 10.4万/坪 (36.4年/68.5坪) | 12.4万/坪 (39.6年/80.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田野駅 11.3 万/坪(昨年同期比 +78.9 %)
田野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +78.9%( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 55.7年から -31.7 %減)。平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 156.3 坪から -9.0 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 49.4 坪から -14.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 55.7 年 → 2024年 38.0 年、-31.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 45.7 分 → 2024年 10.0 分、-78.1 %と大きく減少)
後免町駅 82.7 万/坪(昨年同期比 +42.7 %)
後免町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.7万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +42.7%( +24.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 24.9年から -43.3 %減)。平均土地面積は 45.0 坪 (昨年 54.1 坪から -16.9 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 23.2 坪から +63.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.9 年 → 2024年 14.1 年、-43.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.0 分 → 2024年 13.5 分、-20.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 66.7 %)
立田駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -85.3 %)
立田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -85.3%( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 39.3 坪から +230.8 %増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 15.1 坪から +300.0 %増)。
夜須駅 10.1 万/坪(昨年同期比 -72.0 %)
夜須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -72.0%( -25.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 36.2年から +7.8 %増)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 97.8 坪から -70.6 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 46.9 坪から -25.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 28.0 分 → 2024年 4.0 分、-85.7 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示