この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の土佐くろしお鉄道阿佐線 (後免駅～奈半利駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.2万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -12.4％( -4.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -43.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.9年(昨年 27.8年から +36.6 ％増)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 104.4 坪から -19.8 ％減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 43.5 坪から -7.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。後免町駅、立田駅、のいち駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは後免町駅で昨年に比べ +87.2 ％、坪単価は 80.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(後免町駅、立田駅)は +82.0 ％(坪単価 +24.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(奈半利駅、後免駅)は -64.9 ％(坪単価 -18.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 33.3 分 → 2023年 24.0 分、-27.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 45.0 ％ → 2023年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 27.8 年 → 2023年 37.9 年、+36.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.0 ％ → 2023年 8.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった後免町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.3万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +87.2％( +37.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -68.5％( -8.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 土佐くろしお鉄道阿佐線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 後免駅 | 18.2万/坪 (38.5年/154坪) | 46.9万/坪 (30.9年/123坪) | 57.4万/坪 (15.3年/143坪) |
| 後免町駅 | 80.3万/坪 (24.5年/36.3坪) | 42.9万/坪 (34.0年/132坪) | 125万/坪 (-0.50年/75.6坪) |
| 立田駅 | 25.8万/坪 (0年/39.3坪) | 14.6万/坪 (22.5年/454坪) | 18.0万/坪 (51.5年/103坪) |
| のいち駅 | 73.2万/坪 (20.2年/72.1坪) | 51.8万/坪 (22.8年/67.3坪) | 60.8万/坪 (17.3年/86.8坪) |
| よしかわ駅 | - | - | - |
| あかおか駅 | - | - | - |
| 香我美駅 | - | - | - |
| 夜須駅 | 4.5万/坪 (48.5年/130坪) | 11.4万/坪 (0年/78.7坪) | - |
| 西分駅 | 4.3万/坪 (50.5年/57.5坪) | - | - |
| 和食駅 | - | 11.0万/坪 (35.5年/121坪) | - |
| 赤野駅 | - | - | 12.2万/坪 (53.5年/57.5坪) |
| 穴内駅 | - | - | - |
| 球場前駅 | - | - | - |
| あき総合病院前駅 | - | - | - |
| 安芸駅 | 30.1万/坪 (43.5年/172坪) | - | 19.5万/坪 (42.5年/60.5坪) |
| 伊尾木駅 | - | - | 18.6万/坪 (46.5年/307坪) |
| 下山駅 | - | - | - |
| 唐浜駅 | - | - | - |
| 安田駅 | 2.2万/坪 (54.5年/36.3坪) | - | - |
| 田野駅 | 11.3万/坪 (53.5年/30.3坪) | - | 14.6万/坪 (27.5年/96.8坪) |
| 奈半利駅 | 4.0万/坪 (42.5年/60.5坪) | 12.8万/坪 (30.9年/88.3坪) | 4.1万/坪 (54.5年/27.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
後免町駅 80.3 万/坪(昨年同期比 +87.2 ％)
後免町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.3万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +87.2％( +37.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 34.0年から -27.9 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 131.6 坪から -72.4 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 56.0 坪から -62.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 34.0 年 → 2023年 24.5 年、-27.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 42.5 分 → 2023年 3.0 分、-92.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
立田駅 25.8 万/坪(昨年同期比 +76.8 ％)
立田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +76.8％( +11.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 453.8 坪から -91.3 ％減)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 102.9 坪から -85.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 7.0 分、-76.7 ％と大きく減少)
奈半利駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -68.5 ％)
奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -68.5％( -8.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 30.9年から +37.5 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 88.3 坪から -31.5 ％減)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 36.0 坪から +93.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.9 年 → 2023年 42.5 年、+37.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 59.6 分 → 2023年 120.0 分、+101.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
後免駅 18.2 万/坪(昨年同期比 -61.3 ％)
後免駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -61.3％( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 30.9年から +24.9 ％増)。平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 123.0 坪から +25.4 ％増)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 52.9 坪から +31.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.3 分 → 2023年 19.5 分、-25.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.9 年 → 2023年 38.5 年、+24.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示