この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の土佐くろしお鉄道阿佐線 (後免駅～奈半利駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -39.2％( -21.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて -27.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 21.8年から +36.2 ％増)。平均土地面積は 78.9 坪 (昨年 86.1 坪から -8.3 ％減)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 87.4 坪から -56.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。後免駅、田野駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは奈半利駅で昨年に比べ -73.6 ％、坪単価は 5.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(田野駅)は -15.2 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(奈半利駅)は -73.6 ％(坪単価 -15.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.1 ％ → 2022年 21.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.8 年 → 2022年 29.7 年、+36.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 35.6 分 → 2022年 49.6 分、+39.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 ％ → 2022年 42.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.5 ％ → 2022年 14.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった後免駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.7万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.8％( -19.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -73.6％( -15.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 土佐くろしお鉄道阿佐線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 後免駅 | 84.7万/坪 (3.8年/43.9坪) | 104万/坪 (0年/40.1坪) | - |
| 後免町駅 | 71.6万/坪 (16.3年/42.4坪) | - | 15.4万/坪 (50.8年/81.7坪) |
| 立田駅 | - | 80.8万/坪 (23.3年/93.8坪) | - |
| のいち駅 | 46.5万/坪 (28.8年/63.9坪) | 79.3万/坪 (4.3年/56.6坪) | 90.1万/坪 (1.3年/143坪) |
| よしかわ駅 | 3.3万/坪 (18.3年/31.8坪) | - | - |
| あかおか駅 | - | 27.8万/坪 (47.3年/69.6坪) | - |
| 香我美駅 | - | 27.2万/坪 (0年/99.8坪) | 23.5万/坪 (32.0年/151坪) |
| 夜須駅 | - | - | 21.5万/坪 (42.3年/30.3坪) |
| 西分駅 | - | - | - |
| 和食駅 | - | 9.4万/坪 (0年/37.8坪) | - |
| 赤野駅 | - | - | - |
| 穴内駅 | - | - | - |
| 球場前駅 | 28.0万/坪 (28.3年/84.7坪) | - | - |
| あき総合病院前駅 | - | - | - |
| 安芸駅 | 11.3万/坪 (30.3年/163坪) | - | - |
| 伊尾木駅 | - | - | - |
| 下山駅 | - | - | - |
| 唐浜駅 | - | - | - |
| 安田駅 | - | 59.0万/坪 (0年/188坪) | - |
| 田野駅 | 14.3万/坪 (0年/130坪) | 16.9万/坪 (42.3年/33.3坪) | - |
| 奈半利駅 | 5.4万/坪 (53.0年/85.8坪) | 20.7万/坪 (36.3年/178坪) | 7.2万/坪 (43.3年/109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田野駅 14.3 万/坪(昨年同期比 -15.2 ％)
田野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.3万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.2％( -2.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 33.3 坪から +290.9 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 27.2 坪から -33.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 8.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
奈半利駅 5.4 万/坪(昨年同期比 -73.6 ％)
奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -73.6％( -15.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 53.0年(昨年 36.3年から +46.0 ％増)。平均土地面積は 85.8 坪 (昨年 178.1 坪から -51.8 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 198.6 坪から -78.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 36.3 年 → 2022年 53.0 年、+46.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示