この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の土佐くろしお鉄道阿佐線 (後免駅~奈半利駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +40.0%( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2020年)に比べて +46.7%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 31.8年から -31.4 %減)。平均土地面積は 86.1 坪 (昨年 112.3 坪から -23.4 %減)。平均建物面積は 87.4 坪 (昨年 47.2 坪から +85.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。香我美駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは奈半利駅で昨年に比べ +187.5 %、坪単価は 20.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(奈半利駅)は +187.5 %(坪単価 +13.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(のいち駅)は -12.1 %(坪単価 -10.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.8 年 → 2021年 21.8 年、-31.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 38.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 23.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 29.5 分 → 2021年 35.6 分、+20.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 4.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 4.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったのいち駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.1%( -10.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +187.5%( +13.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
土佐くろしお鉄道阿佐線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
後免駅 | 104万/坪 (0年/40.1坪) | - | 112万/坪 (0.25年/49.2坪) |
後免町駅 | - | 15.4万/坪 (50.8年/81.7坪) | 55.3万/坪 (9.8年/119坪) |
立田駅 | 80.8万/坪 (23.3年/93.8坪) | - | - |
のいち駅 | 79.3万/坪 (4.3年/56.6坪) | 90.1万/坪 (1.3年/143坪) | 27.5万/坪 (28.3年/75.6坪) |
よしかわ駅 | - | - | - |
あかおか駅 | 27.8万/坪 (47.3年/69.6坪) | - | - |
香我美駅 | 27.2万/坪 (0年/99.8坪) | 23.5万/坪 (32.0年/151坪) | - |
夜須駅 | - | 21.5万/坪 (42.3年/30.3坪) | - |
西分駅 | - | - | - |
和食駅 | 9.4万/坪 (0年/37.8坪) | - | 88.9万/坪 (42.8年/145坪) |
赤野駅 | - | - | - |
穴内駅 | - | - | - |
球場前駅 | - | - | 12.7万/坪 (52.3年/30.3坪) |
あき総合病院前駅 | - | - | - |
安芸駅 | - | - | - |
伊尾木駅 | - | - | - |
下山駅 | - | - | - |
唐浜駅 | - | - | - |
安田駅 | 59.0万/坪 (0年/188坪) | - | - |
田野駅 | 16.9万/坪 (42.3年/33.3坪) | - | 9.4万/坪 (0年/118坪) |
奈半利駅 | 20.7万/坪 (36.3年/178坪) | 7.2万/坪 (43.3年/109坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
奈半利駅 20.7 万/坪(昨年同期比 +187.5 %)
奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +187.5%( +13.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 43.3年から -16.2 %減)。平均土地面積は 178.1 坪 (昨年 108.9 坪から +63.5 %増)。平均建物面積は 198.6 坪 (昨年 69.6 坪から +185.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 43.3 年 → 2021年 36.3 年、-16.2 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
のいち駅 79.3 万/坪(昨年同期比 -12.1 %)
のいち駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.1%( -10.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.3年(昨年 1.3年から +239.1 %増)。平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 143.3 坪から -60.5 %減)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 47.4 坪から -32.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 1.3 年 → 2021年 4.3 年、+239.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 83.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示