この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の土佐くろしお鉄道阿佐線 (後免駅~奈半利駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -2.0%( -0.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 26 件(1年前(2019年)に比べて +85.7%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 23.5年から +10.1 %増)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 64.4 坪から -0.1 %減)。平均建物面積は 59.4 坪 (昨年 34.9 坪から +70.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。田野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田野駅で昨年に比べ +85.2 %、坪単価は 12.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(田野駅)は +85.2 %(坪単価 +5.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(安芸駅)は -60.6 %(坪単価 -30.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 31.4 分 → 2020年 23.5 分、-25.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.1 % → 2020年 13.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 23.5 年 → 2020年 25.9 年、+10.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 27.3 % → 2020年 31.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 27.3 % → 2020年 31.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったのいち駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.9万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -4.3%( -3.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈半利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -55.9%( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
土佐くろしお鉄道阿佐線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
後免駅 | 66.1万/坪 (18.4年/124坪) | 99.2万/坪 (-0.25年/39.3坪) | 29.5万/坪 (30.8年/46.9坪) |
後免町駅 | 117万/坪 (0.25年/46.1坪) | - | - |
立田駅 | 13.7万/坪 (51.8年/49.2坪) | - | 24.9万/坪 (38.8年/136坪) |
のいち駅 | 66.9万/坪 (7.0年/62.4坪) | 69.8万/坪 (12.6年/63.5坪) | 39.9万/坪 (14.8年/125坪) |
よしかわ駅 | - | - | - |
あかおか駅 | - | 8.0万/坪 (42.8年/33.3坪) | - |
香我美駅 | - | 30.1万/坪 (22.8年/69.6坪) | - |
夜須駅 | 41.3万/坪 (22.8年/60.5坪) | - | 4.1万/坪 (20.8年/194坪) |
西分駅 | - | - | - |
和食駅 | - | - | - |
赤野駅 | - | - | - |
穴内駅 | - | - | - |
球場前駅 | 25.4万/坪 (43.8年/37.8坪) | - | - |
あき総合病院前駅 | - | - | - |
安芸駅 | 19.8万/坪 (51.8年/45.4坪) | 50.2万/坪 (24.8年/60.5坪) | 11.9万/坪 (43.8年/86.2坪) |
伊尾木駅 | 6.9万/坪 (34.8年/84.7坪) | - | - |
下山駅 | - | - | - |
唐浜駅 | 8.6万/坪 (23.8年/52.9坪) | - | - |
安田駅 | - | - | - |
田野駅 | 12.2万/坪 (30.8年/96.8坪) | 6.6万/坪 (52.8年/52.9坪) | - |
奈半利駅 | 6.1万/坪 (35.8年/42.4坪) | 13.7万/坪 (52.8年/88.2坪) | 5.3万/坪 (56.8年/56.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田野駅 12.2 万/坪(昨年同期比 +85.2 %)
田野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +85.2%( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.8年(昨年 52.8年から -41.7 %減)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 52.9 坪から +82.9 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 15.1 坪から +170.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 52.8 年 → 2020年 30.8 年、-41.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 120.0 分 → 2020年 9.0 分、-92.5 %と大きく減少)
安芸駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -60.6 %)
安芸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.6%( -30.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 51.8年(昨年 24.8年から +109.1 %増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 60.5 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 37.8 坪から -32.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.8 年 → 2020年 51.8 年、+109.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 29.5 分、+490.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示