【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR高徳線 (高松駅～讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +39.9％( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(１年前(2023年)に比べて -71.7％( -81件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 36.2年から -8.9 ％減)。平均土地面積は 110.8 坪 (昨年 101.8 坪から +8.8 ％増)。平均建物面積は 53.0 坪 (昨年 58.9 坪から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高松駅、栗林公園北口駅、讃岐牟礼駅、讃岐白鳥駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは丹生駅で昨年に比べ +519.6 ％、坪単価は 23.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(丹生駅、木太町駅)は +425.7 ％(坪単価 +87.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三本松駅、昭和町駅)は -31.7 ％(坪単価 -11.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 14.0 分 → 2024年 12.6 分、-10.3 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 ％ → 2024年 3.7 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.9 ％ → 2024年 3.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.8 ％ → 2024年 6.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木太町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +331.7％( +156.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -7.7％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 104万/坪 (15.6年/64.0坪) | 74.2万/坪 (44.8年/102坪) | 60.3万/坪 (31.9年/39.8坪) |
| 昭和町駅 | 39.8万/坪 (51.1年/67.1坪) | 57.0万/坪 (34.3年/95.3坪) | 50.4万/坪 (45.0年/66.4坪) |
| 栗林公園北口駅 | 78.9万/坪 (25.3年/57.1坪) | 44.6万/坪 (37.9年/43.0坪) | 84.0万/坪 (31.3年/62.0坪) |
| 栗林駅 | - | 44.7万/坪 (40.3年/36.6坪) | 82.9万/坪 (31.5年/120坪) |
| 木太町駅 | 203万/坪 (33.7年/180坪) | 47.1万/坪 (28.9年/88.0坪) | 54.9万/坪 (12.7年/130坪) |
| 屋島駅 | 46.0万/坪 (21.5年/54.5坪) | 40.2万/坪 (32.4年/82.5坪) | 55.2万/坪 (23.9年/78.4坪) |
| 古高松南駅 | 31.1万/坪 (43.3年/194坪) | 14.0万/坪 (56.5年/55.2坪) | 18.8万/坪 (22.0年/67.3坪) |
| 八栗口駅 | - | 20.8万/坪 (0年/66.6坪) | - |
| 讃岐牟礼駅 | 62.4万/坪 (24.0年/209坪) | 35.6万/坪 (28.5年/69.6坪) | 22.5万/坪 (38.0年/48.4坪) |
| 志度駅 | - | 17.9万/坪 (39.3年/153坪) | 28.2万/坪 (31.8年/106坪) |
| オレンジタウン駅 | 2.3万/坪 (54.0年/178坪) | - | 56.7万/坪 (33.3年/151坪) |
| 造田駅 | 49.6万/坪 (5.0年/263坪) | - | 9.9万/坪 (32.8年/48.4坪) |
| 神前駅 | 9.3万/坪 (0年/169坪) | 10.1万/坪 (25.3年/140坪) | 10.3万/坪 (26.6年/114坪) |
| 讃岐津田駅 | - | 4.5万/坪 (0年/60.5坪) | 15.1万/坪 (35.0年/168坪) |
| 鶴羽駅 | - | 18.1万/坪 (36.9年/348坪) | 6.2万/坪 (59.4年/119坪) |
| 丹生駅 | 23.0万/坪 (26.3年/99.8坪) | 3.7万/坪 (53.8年/220坪) | 17.4万/坪 (39.3年/96.8坪) |
| 三本松駅 | 10.4万/坪 (36.3年/63.5坪) | 15.6万/坪 (33.8年/85.0坪) | 20.6万/坪 (32.1年/150坪) |
| 讃岐白鳥駅 | 17.3万/坪 (38.7年/216坪) | 13.3万/坪 (21.3年/101坪) | 23.2万/坪 (29.7年/161坪) |
| 引田駅 | 28.3万/坪 (26.6年/60.5坪) | 9.1万/坪 (42.7年/168坪) | 2.8万/坪 (43.5年/96.8坪) |
| 讃岐相生駅 | - | 7.4万/坪 (36.5年/78.7坪) | 8.9万/坪 (50.5年/148坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
丹生駅 23.0 万/坪(昨年同期比 +519.6 ％)
丹生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.0万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +519.6％( +19.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 53.8年から -51.2 ％減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 220.1 坪から -54.6 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 124.0 坪から -74.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 53.8 年 → 2024年 26.3 年、-51.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 44.8 分 → 2024年 28.0 分、-37.4 ％と大きく減少)
木太町駅 203.4 万/坪(昨年同期比 +331.7 ％)
木太町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +331.7％( +156.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.7年(昨年 28.9年から +16.3 ％増)。平均土地面積は 180.0 坪 (昨年 88.0 坪から +104.6 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 58.0 坪から +1.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.8 分 → 2024年 10.3 分、-30.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 28.9 年 → 2024年 33.7 年、+16.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
三本松駅 10.4 万/坪(昨年同期比 -33.3 ％)
三本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.4万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -33.3％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 33.8年から +7.3 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 85.0 坪から -25.3 ％減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 39.2 坪から +10.1 ％増)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 66.7 ％)
昭和町駅 39.8 万/坪(昨年同期比 -30.2 ％)
昭和町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -30.2％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.1年(昨年 34.3年から +48.8 ％増)。平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 95.3 坪から -29.6 ％減)。平均建物面積は 59.7 坪 (昨年 80.3 坪から -25.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 34.3 年 → 2024年 51.1 年、+48.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 ％ → 2024年 80.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示