【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期のJR高徳線 (高松駅~讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -36.4%( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2022年)に比べて +94.1%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.1年(昨年 30.3年から +29.0 %増)。平均土地面積は 74.6 坪 (昨年 72.9 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 34.2 坪から +17.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。栗林公園北口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは屋島駅で昨年に比べ +104.4 %、坪単価は 38.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(屋島駅、栗林公園北口駅)は +64.4 %(坪単価 +11.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(讃岐白鳥駅、神前駅)は -50.8 %(坪単価 -14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 % → 2023年 12.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 26.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.3 年 → 2023年 39.1 年、+29.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 31.2 % → 2023年 57.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 7.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった昭和町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -35.4%( -25.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -40.5%( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR高徳線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高松駅 | - | - | 79.9万/坪 (18.8年/46.1坪) |
昭和町駅 | 46.3万/坪 (33.3年/87.7坪) | 71.6万/坪 (40.0年/36.3坪) | 43.1万/坪 (26.3年/34.8坪) |
栗林公園北口駅 | 21.2万/坪 (47.1年/36.6坪) | 17.0万/坪 (48.3年/12.1坪) | 74.6万/坪 (13.0年/39.7坪) |
栗林駅 | 44.7万/坪 (40.3年/36.6坪) | - | 71.1万/坪 (32.8年/39.3坪) |
木太町駅 | - | 77.6万/坪 (1.3年/54.5坪) | 28.8万/坪 (45.3年/43.1坪) |
屋島駅 | 38.1万/坪 (39.3年/56.0坪) | 18.6万/坪 (40.3年/118坪) | 39.2万/坪 (29.8年/75.6坪) |
古高松南駅 | - | 11.3万/坪 (0年/84.7坪) | 25.5万/坪 (0年/113坪) |
八栗口駅 | 20.8万/坪 (0年/66.6坪) | - | - |
讃岐牟礼駅 | - | - | - |
志度駅 | 15.7万/坪 (48.8年/144坪) | 16.5万/坪 (23.3年/42.4坪) | 19.9万/坪 (39.4年/191坪) |
オレンジタウン駅 | - | 56.7万/坪 (33.3年/151坪) | 56.7万/坪 (32.3年/90.8坪) |
造田駅 | - | - | 2.2万/坪 (37.3年/78.7坪) |
神前駅 | 4.7万/坪 (0年/278坪) | 7.9万/坪 (28.3年/59.0坪) | 15.1万/坪 (40.3年/118坪) |
讃岐津田駅 | - | - | - |
鶴羽駅 | 33.1万/坪 (26.3年/303坪) | - | 11.9万/坪 (45.3年/84.7坪) |
丹生駅 | - | 23.3万/坪 (39.3年/84.7坪) | - |
三本松駅 | 18.8万/坪 (30.3年/66.0坪) | 20.4万/坪 (37.3年/109坪) | 4.9万/坪 (24.3年/52.2坪) |
讃岐白鳥駅 | 15.9万/坪 (21.3年/47.9坪) | 41.1万/坪 (17.8年/107坪) | - |
引田駅 | 8.1万/坪 (46.8年/104坪) | - | - |
讃岐相生駅 | - | - | 9.9万/坪 (48.8年/315坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
屋島駅 38.1 万/坪(昨年同期比 +104.4 %)
屋島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +104.4%( +19.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 40.3年から -2.5 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 118.0 坪から -52.6 %減)。平均建物面積は 26.9 坪 (昨年 59.0 坪から -54.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 19.0 分 → 2023年 16.3 分、-14.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 60.0 %)
栗林公園北口駅 21.2 万/坪(昨年同期比 +24.4 %)
栗林公園北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +24.4%( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.1年(昨年 48.3年から -2.5 %減)。平均土地面積は 36.6 坪 (昨年 12.1 坪から +202.5 %増)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 21.2 坪から +105.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 10.4 分、+73.3 %と大きく増加)
讃岐白鳥駅 15.9 万/坪(昨年同期比 -61.2 %)
讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -61.2%( -25.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 17.8年から +19.7 %増)。平均土地面積は 47.9 坪 (昨年 107.4 坪から -55.4 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 48.4 坪から -43.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 17.8 年 → 2023年 21.3 年、+19.7 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 17.5 分 → 2023年 19.3 分、+10.5 %と増加)
神前駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -40.5 %)
神前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -40.5%( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 278.3 坪 (昨年 59.0 坪から +371.8 %増)。平均建物面積は 84.7 坪 (昨年 22.7 坪から +273.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.0 分 → 2023年 30.0 分、+20.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示