【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.7万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +62.5%( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -8.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 37.4年(昨年 37.7年から -0.7 %減)。平均土地面積は 114.9 坪 (昨年 94.3 坪から +21.8 %増)。平均建物面積は 59.6 坪 (昨年 57.4 坪から +3.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宇佐美駅、伊東駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは熱海駅で昨年に比べ +121.7 %、坪単価は 62.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(熱海駅)は +121.7 %(坪単価 +34.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伊豆多賀駅)は -93.9 %(坪単価 -48.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 33.3 分 → 2024年 23.1 分、-30.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 47.6 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 % → 2024年 4.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.5万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +121.7%( +34.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -16.7%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊豆多賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -93.9%( -48.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR伊東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 62.5万/坪 (41.1年/143坪) | 28.2万/坪 (42.4年/94.1坪) | 42.2万/坪 (38.9年/62.3坪) |
来宮駅 | - | - | 77.5万/坪 (30.8年/150坪) |
伊豆多賀駅 | 3.1万/坪 (55.3年/28.7坪) | 51.9万/坪 (16.3年/484坪) | - |
網代駅 | 53.0万/坪 (14.3年/204坪) | 66.6万/坪 (16.3年/62.8坪) | 37.1万/坪 (37.6年/95.8坪) |
宇佐美駅 | 44.0万/坪 (30.7年/90.4坪) | 22.4万/坪 (39.3年/63.2坪) | 31.0万/坪 (26.0年/140坪) |
伊東駅 | 29.9万/坪 (46.0年/32.3坪) | 22.7万/坪 (42.3年/38.3坪) | 35.2万/坪 (36.6年/55.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
熱海駅 62.5 万/坪(昨年同期比 +121.7 %)
熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.5万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +121.7%( +34.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -16.7%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 41.1年(昨年 42.4年から -3.1 %減)。平均土地面積は 142.6 坪 (昨年 94.1 坪から +51.7 %増)。平均建物面積は 92.0 坪 (昨年 68.1 坪から +35.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 47.4 分 → 2024年 25.9 分、-45.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 60.0 %)
伊豆多賀駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -93.9 %)
伊豆多賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -93.9%( -48.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 55.3年(昨年 16.3年から +240.0 %増)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 484.0 坪から -94.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 21.2 坪から +50.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 1.0 分、-98.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.3 年 → 2024年 55.3 年、+240.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示