【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の遠州鉄道 (新浜松駅～西鹿島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -68.0％( -119.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -39.1％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 14.0年から +65.9 ％増)。平均土地面積は 84.1 坪 (昨年 70.2 坪から +19.7 ％増)。平均建物面積は 44.2 坪 (昨年 38.0 坪から +16.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。浜北駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浜北駅で昨年に比べ +19.0 ％、坪単価は 74.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(浜北駅)は +19.0 ％(坪単価 +11.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(遠州小松駅)は -91.5 ％(坪単価 -545.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 15.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.0 年 → 2024年 23.3 年、+65.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 22.4 分、+49.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 14.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.1 ％ → 2024年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浜北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.5万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +19.0％( +11.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった遠州小林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.2万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -64.1％( -52.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 遠州鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新浜松駅 | - | 47.2万/坪 (27.3年/48.4坪) | - |
| 第一通り駅 | - | - | - |
| 遠州病院駅 | 56.0万/坪 (27.8年/126坪) | - | 90.2万/坪 (11.3年/59.0坪) |
| 八幡駅 | - | - | - |
| 助信駅 | - | - | - |
| 曳馬駅 | - | 71.4万/坪 (22.3年/60.5坪) | - |
| 上島駅 | 132万/坪 (5.3年/51.4坪) | - | - |
| 自動車学校前駅 | - | - | - |
| さぎの宮駅 | - | 116万/坪 (1.3年/48.4坪) | - |
| 積志駅 | - | - | - |
| 遠州西ケ崎駅 | - | - | 57.3万/坪 (20.9年/64.5坪) |
| 遠州小松駅 | 50.4万/坪 (24.5年/67.8坪) | 596万/坪 (18.5年/67.1坪) | 87.5万/坪 (6.0年/70.5坪) |
| 浜北駅 | 74.5万/坪 (25.8年/51.4坪) | 62.6万/坪 (26.9年/63.1坪) | 75.1万/坪 (11.3年/33.3坪) |
| 美薗中央公園駅 | - | 101万/坪 (0.9年/56.5坪) | 60.2万/坪 (0.25年/63.5坪) |
| 遠州小林駅 | 29.2万/坪 (24.9年/131坪) | 81.4万/坪 (6.3年/63.2坪) | 63.8万/坪 (7.6年/64.5坪) |
| 遠州芝本駅 | - | 24.5万/坪 (31.3年/118坪) | 104万/坪 (1.5年/60.5坪) |
| 遠州岩水寺駅 | - | 79.3万/坪 (1.3年/160坪) | - |
| 西鹿島駅 | 54.3万/坪 (16.3年/39.3坪) | - | 48.0万/坪 (16.0年/116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浜北駅 74.5 万/坪(昨年同期比 +19.0 ％)
浜北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.5万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +19.0％( +11.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 26.9年から -4.3 ％減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 63.1 坪から -18.6 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 68.1 坪から -52.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.2 分 → 2024年 9.5 分、-15.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
遠州小松駅 50.4 万/坪(昨年同期比 -91.5 ％)
遠州小松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.4万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -91.5％( -545.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 18.5年から +32.2 ％増)。平均土地面積は 67.8 坪 (昨年 67.1 坪から +1.1 ％増)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 27.6 坪から +33.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.5 年 → 2024年 24.5 年、+32.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.5 分 → 2024年 21.6 分、+49.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示