【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR五能線 (大間越駅～川部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.1万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -29.9％( -7.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて -77.9％( -81件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 31.5年から +15.3 ％増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 142.9 坪から -17.4 ％減)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 58.6 坪から -10.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。陸奥森田駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは鶴泊駅で昨年に比べ -95.8 ％、坪単価は 0.10 万円/坪となった。
上位 2 駅(陸奥鶴田駅、陸奥森田駅)は -7.8 ％(坪単価 +0.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴泊駅、木造駅)は -81.6 ％(坪単価 -10.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 22.5 分 → 2024年 20.0 分、-11.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 13.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 31.5 年 → 2024年 36.3 年、+15.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.1 ％ → 2024年 45.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.2 ％ → 2024年 45.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった陸奥鶴田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +4.2％( +1.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴泊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -95.8％( -2.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR五能線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大間越駅 | - | - | - |
| 白神岳登山口駅 | - | 2.7万/坪 (26.3年/393坪) | 8.7万/坪 (0年/139坪) |
| 十二湖駅 | - | 2.2万/坪 (28.3年/337坪) | - |
| 陸奥岩崎駅 | - | - | - |
| 艫作駅 | - | - | - |
| 深浦駅 | - | 16.2万/坪 (27.4年/270坪) | 1.9万/坪 (46.9年/233坪) |
| 広戸駅 | - | - | |
| 追良瀬駅 | - | - | - |
| 驫木駅 | - | - | - |
| 風合瀬駅 | - | - | - |
| 大戸瀬駅 | - | - | - |
| 千畳敷駅 | - | 17.9万/坪 (19.5年/51.4坪) | - |
| 北金ケ沢駅 | - | 13.7万/坪 (22.8年/115坪) | - |
| 陸奥柳田駅 | - | - | - |
| 陸奥赤石駅 | - | - | 1.3万/坪 (38.3年/104坪) |
| 鰺ケ沢駅 | - | 23.9万/坪 (36.8年/71.4坪) | - |
| 鳴沢駅 | - | - | 18.7万/坪 (20.5年/121坪) |
| 越水駅 | - | - | 5.6万/坪 (33.3年/277坪) |
| 陸奥森田駅 | 1.5万/坪 (57.0年/278坪) | 1.9万/坪 (34.5年/198坪) | 45.6万/坪 (50.0年/287坪) |
| 中田駅 | - | 5.7万/坪 (31.0年/133坪) | |
| 木造駅 | 9.4万/坪 (31.0年/87.0坪) | 28.9万/坪 (24.4年/135坪) | 40.2万/坪 (18.6年/153坪) |
| 五所川原駅 | 15.2万/坪 (37.9年/67.6坪) | 23.4万/坪 (34.2年/138坪) | 30.4万/坪 (30.9年/100坪) |
| 陸奥鶴田駅 | 34.8万/坪 (23.5年/90.8坪) | 33.4万/坪 (28.1年/155坪) | 22.9万/坪 (30.6年/124坪) |
| 鶴泊駅 | 0.10万/坪 (43.3年/303坪) | 2.4万/坪 (47.8年/301坪) | - |
| 板柳駅 | - | 22.6万/坪 (26.4年/65.8坪) | 23.8万/坪 (39.0年/123坪) |
| 林崎駅 | - | - | - |
| 藤崎駅 | 19.4万/坪 (24.0年/96.8坪) | 45.2万/坪 (29.3年/110坪) | 18.9万/坪 (33.1年/108坪) |
| 川部駅 | 13.8万/坪 (60.0年/303坪) | 35.0万/坪 (34.1年/152坪) | 37.9万/坪 (26.9年/116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
陸奥鶴田駅 34.8 万/坪(昨年同期比 +4.2 ％)
陸奥鶴田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +4.2％( +1.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.5年(昨年 28.1年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 155.3 坪から -41.6 ％減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 59.4 坪から -40.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 28.1 年 → 2024年 23.5 年、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
陸奥森田駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -19.8 ％)
陸奥森田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.8％( -0.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 57.0年(昨年 34.5年から +65.2 ％増)。平均土地面積は 278.3 坪 (昨年 198.1 坪から +40.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 40.8 坪から -18.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 45.0 分 → 2024年 30.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 34.5 年 → 2024年 57.0 年、+65.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
鶴泊駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -95.8 ％)
鶴泊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -95.8％( -2.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.3年(昨年 47.8年から -9.4 ％減)。平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 301.0 坪から +0.5 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 113.4 坪から -56.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.5 分 → 2024年 21.0 分、-10.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
木造駅 9.4 万/坪(昨年同期比 -67.4 ％)
木造駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.4％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 24.4年から +27.3 ％増)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 134.6 坪から -35.4 ％減)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 45.5 坪から -11.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.8 分 → 2024年 7.0 分、-74.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.4 年 → 2024年 31.0 年、+27.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示