【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR小海線 (野辺山駅~小諸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.8万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +22.3%( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 24.0年から -22.3 %減)。平均土地面積は 101.6 坪 (昨年 147.3 坪から -31.0 %減)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 43.1 坪から +17.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。中佐都駅、小諸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは臼田駅で昨年に比べ +504.9 %、坪単価は 10.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(臼田駅、中佐都駅)は +288.5 %(坪単価 +30.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中込駅、龍岡城駅)は -31.5 %(坪単価 -13.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.0 年 → 2024年 18.6 年、-22.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.7 分 → 2024年 20.8 分、-34.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.6 % → 2024年 53.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 % → 2024年 15.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中佐都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +72.2%( +52.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった臼田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +504.9%( +8.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR小海線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
野辺山駅 | - | - | 84.1万/坪 (21.3年/303坪) |
信濃川上駅 | - | - | 10.3万/坪 (35.3年/303坪) |
佐久広瀬駅 | - | - | - |
佐久海ノ口駅 | - | - | - |
海尻駅 | - | - | - |
松原湖駅 | - | - | - |
小海駅 | - | - | 6.1万/坪 (0年/78.7坪) |
馬流駅 | - | - | - |
高岩駅 | - | 14.9万/坪 (42.3年/163坪) | - |
八千穂駅 | - | - | - |
海瀬駅 | - | 16.5万/坪 (25.3年/133坪) | - |
羽黒下駅 | - | - | - |
青沼駅 | - | - | - |
臼田駅 | 10.7万/坪 (0年/185坪) | 1.8万/坪 (48.3年/109坪) | 28.0万/坪 (30.8年/166坪) |
龍岡城駅 | 38.1万/坪 (22.3年/333坪) | 45.0万/坪 (52.3年/81.7坪) | - |
太田部駅 | - | 14.4万/坪 (31.3年/188坪) | 113万/坪 (2.3年/81.7坪) |
中込駅 | 20.8万/坪 (35.3年/87.7坪) | 39.9万/坪 (27.9年/113坪) | 25.7万/坪 (21.9年/94.3坪) |
滑津駅 | 16.5万/坪 (67.3年/109坪) | - | - |
北中込駅 | - | 13.6万/坪 (44.3年/148坪) | 60.1万/坪 (11.3年/84.1坪) |
岩村田駅 | 49.9万/坪 (26.3年/41.3坪) | 58.8万/坪 (11.9年/75.0坪) | 68.2万/坪 (19.4年/110坪) |
佐久平駅 | 79.5万/坪 (2.0年/91.8坪) | 89.3万/坪 (15.7年/171坪) | 52.5万/坪 (64.3年/151坪) |
中佐都駅 | 126万/坪 (0.25年/72.6坪) | 73.1万/坪 (10.8年/109坪) | 113万/坪 (30.3年/57.5坪) |
美里駅 | 93.2万/坪 (1.3年/81.7坪) | - | - |
三岡駅 | 139万/坪 (0.25年/136坪) | - | 12.4万/坪 (44.3年/90.8坪) |
乙女駅 | - | - | - |
東小諸駅 | - | 75.1万/坪 (5.3年/99.8坪) | 26.4万/坪 (34.3年/96.8坪) |
小諸駅 | 30.9万/坪 (55.3年/106坪) | 23.9万/坪 (34.3年/232坪) | 27.9万/坪 (33.8年/195坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
臼田駅 10.7 万/坪(昨年同期比 +504.9 %)
臼田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +504.9%( +8.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 108.9 坪から +69.4 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 45.4 坪から +3.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 30.0 分、-50.0 %と大きく減少)
中佐都駅 125.9 万/坪(昨年同期比 +72.2 %)
中佐都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +72.2%( +52.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 10.8年から -97.7 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 108.9 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 19.7 坪から +61.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 10.8 年 → 2024年 0.3 年、-97.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.5 分 → 2024年 11.0 分、-12.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
中込駅 20.8 万/坪(昨年同期比 -47.9 %)
中込駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -47.9%( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 27.9年から +26.6 %増)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 113.0 坪から -22.4 %減)。平均建物面積は 260.2 坪 (昨年 25.5 坪から +921.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 46.0 分 → 2024年 7.0 分、-84.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.9 年 → 2024年 35.3 年、+26.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 100.0 %)
龍岡城駅 38.1 万/坪(昨年同期比 -15.2 %)
龍岡城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.2%( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.3年(昨年 52.3年から -57.4 %減)。平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 81.7 坪から +307.4 %増)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 37.8 坪から +108.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 52.3 年 → 2024年 22.3 年、-57.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 11.0 分、-63.3 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示