【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR小海線 (野辺山駅~小諸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -33.9%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて +45.8%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 23.8年から +23.5 %増)。平均土地面積は 130.4 坪 (昨年 226.5 坪から -42.4 %減)。平均建物面積は 50.3 坪 (昨年 88.7 坪から -43.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。小諸駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは佐久平駅で昨年に比べ -67.4 %、坪単価は 18.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(乙女駅、岩村田駅)は +205.3 %(坪単価 +42.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(佐久平駅、海瀬駅)は -59.9 %(坪単価 -25.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 8.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.8 年 → 2024年 29.4 年、+23.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 26.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 16.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩村田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.0万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +199.3%( +43.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった海瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -52.3%( -12.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR小海線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
野辺山駅 | 34.5万/坪 (26.0年/175坪) | 63.6万/坪 (21.0年/514坪) | 33.6万/坪 (37.0年/357坪) |
信濃川上駅 | - | - | - |
佐久広瀬駅 | - | - | - |
佐久海ノ口駅 | - | - | - |
海尻駅 | - | 48.7万/坪 (31.0年/278坪) | - |
松原湖駅 | - | - | 16.5万/坪 (30.0年/136坪) |
小海駅 | 10.3万/坪 (0年/59.0坪) | - | 14.9万/坪 (37.0年/236坪) |
馬流駅 | - | - | - |
高岩駅 | - | - | - |
八千穂駅 | - | - | - |
海瀬駅 | 11.6万/坪 (44.0年/66.6坪) | 24.4万/坪 (21.0年/218坪) | 35.8万/坪 (30.0年/115坪) |
羽黒下駅 | - | - | 13.7万/坪 (32.5年/104坪) |
青沼駅 | - | 13.4万/坪 (45.0年/363坪) | - |
臼田駅 | 50.6万/坪 (18.0年/130坪) | - | - |
龍岡城駅 | 41.1万/坪 (29.0年/304坪) | - | - |
太田部駅 | 9.9万/坪 (29.0年/142坪) | - | - |
中込駅 | 15.2万/坪 (31.6年/129坪) | 22.0万/坪 (20.5年/185坪) | 35.1万/坪 (29.7年/98.3坪) |
滑津駅 | 14.5万/坪 (0年/200坪) | - | 19.5万/坪 (45.0年/106坪) |
北中込駅 | 52.0万/坪 (30.4年/112坪) | 84.0万/坪 (24.0年/172坪) | 37.5万/坪 (34.0年/98.0坪) |
岩村田駅 | 66.0万/坪 (16.7年/58.0坪) | 22.0万/坪 (33.0年/151坪) | 47.8万/坪 (16.8年/77.9坪) |
佐久平駅 | 18.9万/坪 (41.4年/166坪) | 57.9万/坪 (30.0年/223坪) | 19.0万/坪 (40.0年/108坪) |
中佐都駅 | - | - | 90.7万/坪 (9.5年/83.2坪) |
美里駅 | - | 105万/坪 (29.0年/545坪) | 43.1万/坪 (24.5年/135坪) |
三岡駅 | - | 145万/坪 (0年/78.7坪) | - |
乙女駅 | 60.5万/坪 (23.7年/81.7坪) | 19.4万/坪 (16.0年/130坪) | 3.2万/坪 (41.0年/263坪) |
東小諸駅 | 17.5万/坪 (56.0年/75.6坪) | - | 26.8万/坪 (38.0年/157坪) |
小諸駅 | 52.4万/坪 (25.9年/123坪) | 61.1万/坪 (21.0年/175坪) | 16.0万/坪 (39.0年/133坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
乙女駅 60.5 万/坪(昨年同期比 +211.3 %)
乙女駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.5万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +211.3%( +41.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 16.0年から +47.9 %増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 130.1 坪から -37.2 %減)。平均建物面積は 87.2 坪 (昨年 102.9 坪から -15.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.0 分 → 2024年 16.3 分、-29.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.0 年 → 2024年 23.7 年、+47.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 66.7 %)
岩村田駅 66.0 万/坪(昨年同期比 +199.3 %)
岩村田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.0万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +199.3%( +43.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.7年(昨年 33.0年から -49.5 %減)。平均土地面積は 58.0 坪 (昨年 151.3 坪から -61.7 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 22.7 坪から +40.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.0 年 → 2024年 16.7 年、-49.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 30.0 分 → 2024年 25.3 分、-15.6 %と減少)
佐久平駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -67.4 %)
佐久平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -67.4%( -39.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 30.0年から +37.8 %増)。平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 223.0 坪から -25.4 %減)。平均建物面積は 70.7 坪 (昨年 198.4 坪から -64.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.0 年 → 2024年 41.4 年、+37.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 46.0 分 → 2024年 82.5 分、+79.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 66.7 %)
海瀬駅 11.6 万/坪(昨年同期比 -52.3 %)
海瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -52.3%( -12.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.0年(昨年 21.0年から +109.5 %増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 217.8 坪から -69.4 %減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 28.7 坪から +94.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 18.0 分、-70.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 44.0 年、+109.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示