【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR小海線 (野辺山駅～小諸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.5万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +82.0％( +25.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2022年)に比べて -44.2％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 31.9年から -25.6 ％減)。平均土地面積は 226.5 坪 (昨年 151.0 坪から +50.0 ％増)。平均建物面積は 88.7 坪 (昨年 44.1 坪から +101.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。野辺山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは乙女駅で昨年に比べ +513.8 ％、坪単価は 19.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(乙女駅、小諸駅)は +397.6 ％(坪単価 +30.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岩村田駅、中込駅)は -45.6 ％(坪単価 -19.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 31.9 年 → 2023年 23.8 年、-25.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 40.2 分 → 2023年 35.2 分、-12.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.4 ％ → 2023年 20.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.1 ％ → 2023年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.1 ％ → 2023年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +143.1％( +61.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった乙女駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +513.8％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR小海線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野辺山駅 | 63.6万/坪 (21.0年/514坪) | 33.6万/坪 (37.0年/357坪) | - |
| 信濃川上駅 | - | - | 2.6万/坪 (50.0年/148坪) |
| 佐久広瀬駅 | - | - | - |
| 佐久海ノ口駅 | - | - | - |
| 海尻駅 | 48.7万/坪 (31.0年/278坪) | - | - |
| 松原湖駅 | - | 16.5万/坪 (30.0年/136坪) | - |
| 小海駅 | - | 14.9万/坪 (37.0年/236坪) | 3.5万/坪 (42.0年/109坪) |
| 馬流駅 | - | - | - |
| 高岩駅 | - | - | - |
| 八千穂駅 | - | - | - |
| 海瀬駅 | 24.4万/坪 (21.0年/218坪) | 35.8万/坪 (30.0年/115坪) | - |
| 羽黒下駅 | - | 13.7万/坪 (32.5年/104坪) | - |
| 青沼駅 | 13.4万/坪 (45.0年/363坪) | - | 20.5万/坪 (29.0年/63.5坪) |
| 臼田駅 | - | - | - |
| 龍岡城駅 | - | - | - |
| 太田部駅 | - | - | - |
| 中込駅 | 22.0万/坪 (20.5年/185坪) | 35.1万/坪 (29.7年/98.3坪) | 30.1万/坪 (29.1年/104坪) |
| 滑津駅 | - | 19.5万/坪 (45.0年/106坪) | - |
| 北中込駅 | 84.0万/坪 (24.0年/172坪) | 37.5万/坪 (34.0年/98.0坪) | 43.7万/坪 (2.0年/285坪) |
| 岩村田駅 | 22.0万/坪 (33.0年/151坪) | 47.8万/坪 (16.8年/77.9坪) | 69.9万/坪 (8.0年/76.8坪) |
| 佐久平駅 | 57.9万/坪 (30.0年/223坪) | 19.0万/坪 (40.0年/108坪) | 56.6万/坪 (8.5年/72.6坪) |
| 中佐都駅 | - | 90.7万/坪 (9.5年/83.2坪) | - |
| 美里駅 | 105万/坪 (29.0年/545坪) | 43.1万/坪 (24.5年/135坪) | - |
| 三岡駅 | 145万/坪 (0年/78.7坪) | - | 47.9万/坪 (29.0年/99.8坪) |
| 乙女駅 | 19.4万/坪 (16.0年/130坪) | 3.2万/坪 (41.0年/263坪) | 19.8万/坪 (47.0年/69.6坪) |
| 東小諸駅 | - | 26.8万/坪 (38.0年/157坪) | 7.3万/坪 (30.0年/393坪) |
| 小諸駅 | 61.1万/坪 (21.0年/175坪) | 16.0万/坪 (39.0年/133坪) | 31.8万/坪 (31.5年/76.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
乙女駅 19.4 万/坪(昨年同期比 +513.8 ％)
乙女駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +513.8％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.0年(昨年 41.0年から -61.0 ％減)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 263.2 坪から -50.6 ％減)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 87.7 坪から +17.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 41.0 年 → 2023年 16.0 年、-61.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.5 分 → 2023年 23.0 分、+142.1 ％と大きく増加)
小諸駅 61.1 万/坪(昨年同期比 +281.4 ％)
小諸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.1万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +281.4％( +45.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 39.0年から -46.2 ％減)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 132.8 坪から +32.1 ％増)。平均建物面積は 65.4 坪 (昨年 49.0 坪から +33.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 39.0 年 → 2023年 21.0 年、-46.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
岩村田駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -53.9 ％)
岩村田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -53.9％( -25.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 16.8年から +97.0 ％増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 77.9 坪から +94.2 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 81.7 坪から -72.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 16.8 年 → 2023年 33.0 年、+97.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 18.4 分 → 2023年 30.0 分、+63.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
中込駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -37.3 ％)
中込駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -37.3％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 29.7年から -30.9 ％減)。平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 98.3 坪から +87.7 ％増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 37.8 坪から +28.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.7 年 → 2023年 20.5 年、-30.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 39.0 分 → 2023年 63.0 分、+61.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示