【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の北陸新幹線 (飯山駅~軽井沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.5万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -17.3%( -14.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -53.2%( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 28.1年から -17.7 %減)。平均土地面積は 98.7 坪 (昨年 149.4 坪から -33.9 %減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 45.4 坪から -9.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。上田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上田駅で昨年に比べ +27.0 %、坪単価は 68.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(上田駅)は +27.0 %(坪単価 +14.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佐久平駅)は -10.9 %(坪単価 -9.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 28.1 年 → 2024年 23.1 年、-17.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.0 % → 2024年 24.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.6 % → 2024年 36.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +11.6%( +17.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -88.2%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.5万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +0.5%( +0.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -10.5%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
飯山駅 | - | 17.2万/坪 (42.9年/56.5坪) | - |
長野駅 | 60.5万/坪 (31.0年/91.4坪) | 60.2万/坪 (27.0年/139坪) | 53.4万/坪 (26.4年/117坪) |
上田駅 | 68.5万/坪 (13.5年/65.8坪) | 54.0万/坪 (34.0年/103坪) | 25.6万/坪 (34.3年/84.3坪) |
佐久平駅 | 79.5万/坪 (2.0年/91.8坪) | 89.3万/坪 (15.7年/171坪) | 52.5万/坪 (64.3年/151坪) |
軽井沢駅 | 167万/坪 (20.3年/248坪) | 149万/坪 (29.8年/199坪) | 181万/坪 (28.6年/216坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上田駅 68.5 万/坪(昨年同期比 +27.0 %)
上田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +27.0%( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 34.0年から -60.3 %減)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 103.1 坪から -36.2 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 35.9 坪から -3.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.0 年 → 2024年 13.5 年、-60.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 41.5 分 → 2024年 34.5 分、-16.9 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 % → 2024年 50.0 %)
佐久平駅 79.5 万/坪(昨年同期比 -10.9 %)
佐久平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.5万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -10.9%( -9.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 2.0年(昨年 15.7年から -87.2 %減)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 170.8 坪から -46.3 %減)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 41.4 坪から -24.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.7 年 → 2024年 2.0 年、-87.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示