【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の長野電鉄長野線 (長野駅～湯田中駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.8万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +31.8％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて -56.6％( -43件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 31.1年から +0.2 ％増)。平均土地面積は 115.3 坪 (昨年 101.3 坪から +13.8 ％増)。平均建物面積は 60.4 坪 (昨年 53.6 坪から +12.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。善光寺下駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柳原駅で昨年に比べ +257.7 ％、坪単価は 485 万円/坪となった。
上位 2 駅(柳原駅、附属中学前駅)は +224.6 ％(坪単価 +218.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小布施駅、須坂駅)は -66.7 ％(坪単価 -40.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 ％ → 2024年 24.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.5 ％ → 2024年 34.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.8 ％ → 2024年 3.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柳原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 485万円/坪(147万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +257.7％( +349.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小布施駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -74.9％( -49.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 長野電鉄長野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長野駅 | 63.6万/坪 (39.8年/154坪) | 57.8万/坪 (27.3年/122坪) | 65.7万/坪 (20.7年/150坪) |
| 市役所前駅 | - | 80.3万/坪 (14.0年/107坪) | - |
| 権堂駅 | 22.8万/坪 (39.5年/72.6坪) | 31.7万/坪 (32.8年/70.8坪) | 67.2万/坪 (20.9年/110坪) |
| 善光寺下駅 | 53.1万/坪 (36.0年/104坪) | 37.7万/坪 (55.8年/50.5坪) | - |
| 本郷駅 | 50.1万/坪 (29.5年/72.6坪) | 59.7万/坪 (42.5年/75.2坪) | 87.8万/坪 (21.0年/118坪) |
| 桐原駅 | 56.6万/坪 (25.9年/94.3坪) | 60.2万/坪 (34.1年/95.5坪) | 50.8万/坪 (36.5年/108坪) |
| 信濃吉田駅 | 75.9万/坪 (18.0年/37.1坪) | 72.5万/坪 (18.0年/87.3坪) | 118万/坪 (0.00年/45.4坪) |
| 朝陽駅 | 89.3万/坪 (14.5年/60.5坪) | 95.8万/坪 (23.5年/147坪) | 109万/坪 (0.5年/53.9坪) |
| 附属中学前駅 | 134万/坪 (25.0年/68.8坪) | 46.0万/坪 (59.5年/87.7坪) | - |
| 柳原駅 | 485万/坪 (0.5年/75.6坪) | 136万/坪 (0.5年/49.9坪) | 42.0万/坪 (31.5年/112坪) |
| 村山駅 | - | 48.1万/坪 (26.5年/63.5坪) | - |
| 日野駅 | - | - | 55.8万/坪 (19.2年/85.2坪) |
| 須坂駅 | 22.6万/坪 (48.5年/128坪) | 54.5万/坪 (18.5年/137坪) | 51.8万/坪 (22.4年/79.7坪) |
| 北須坂駅 | 50.8万/坪 (20.5年/226坪) | - | 30.9万/坪 (31.3年/69.6坪) |
| 小布施駅 | 16.5万/坪 (50.5年/49.9坪) | 65.8万/坪 (14.8年/57.0坪) | 168万/坪 (1.5年/60.5坪) |
| 都住駅 | - | 55.5万/坪 (11.5年/54.5坪) | - |
| 桜沢駅 | - | - | - |
| 延徳駅 | - | - | 53.7万/坪 (24.0年/81.7坪) |
| 信州中野駅 | 50.9万/坪 (16.2年/98.3坪) | 49.8万/坪 (41.5年/152坪) | 44.8万/坪 (31.3年/117坪) |
| 中野松川駅 | - | 5.5万/坪 (39.5年/48.4坪) | 44.6万/坪 (26.5年/48.4坪) |
| 信濃竹原駅 | - | - | - |
| 夜間瀬駅 | - | 1.4万/坪 (62.5年/96.8坪) | - |
| 上条駅 | - | 5.5万/坪 (56.5年/130坪) | - |
| 湯田中駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柳原駅 484.8 万/坪(昨年同期比 +257.7 ％)
柳原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 485万円/坪(147万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +257.7％( +349.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 0.5年から +0.0 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 49.9 坪から +51.5 ％増)。平均建物面積は 9.1 坪 (昨年 30.3 坪から -70.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.0 分 → 2024年 7.0 分、+16.7 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
附属中学前駅 134.1 万/坪(昨年同期比 +191.5 ％)
附属中学前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +191.5％( +88.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 59.5年から -58.0 ％減)。平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 87.7 坪から -21.6 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 34.8 坪から -39.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 59.5 年 → 2024年 25.0 年、-58.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 14.0 分、-53.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
小布施駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -74.9 ％)
小布施駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -74.9％( -49.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.5年(昨年 14.8年から +240.4 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 57.0 坪から -12.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 31.3 坪から -3.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.7 分 → 2024年 18.0 分、-12.9 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.8 年 → 2024年 50.5 年、+240.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
須坂駅 22.6 万/坪(昨年同期比 -58.5 ％)
須坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -58.5％( -31.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.5年(昨年 18.5年から +162.1 ％増)。平均土地面積は 128.1 坪 (昨年 136.5 坪から -6.2 ％減)。平均建物面積は 129.1 坪 (昨年 38.8 坪から +232.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 38.8 分 → 2024年 15.7 分、-59.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.5 年 → 2024年 48.5 年、+162.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示