【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の長野電鉄長野線 (長野駅～湯田中駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -13.9％( -8.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 59 件(１年前(2021年)に比べて -14.5％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 19.6年から +56.1 ％増)。平均土地面積は 94.3 坪 (昨年 99.8 坪から -5.5 ％減)。平均建物面積は 52.4 坪 (昨年 46.4 坪から +13.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。善光寺下駅、北須坂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは湯田中駅で昨年に比べ +1774.7 ％、坪単価は 12.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(湯田中駅、中野松川駅)は +1034.1 ％(坪単価 +55.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(柳原駅、信州中野駅)は -77.6 ％(坪単価 -39.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.4 ％ → 2022年 29.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.6 年 → 2022年 30.6 年、+56.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.2 ％ → 2022年 41.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 39.1 ％ → 2022年 22.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった善光寺下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +94.4％( +69.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柳原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -85.3％( -43.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 長野電鉄長野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長野駅 | 65.9万/坪 (33.3年/126坪) | 69.0万/坪 (20.1年/108坪) | 68.9万/坪 (25.5年/108坪) |
| 市役所前駅 | - | 26.9万/坪 (28.0年/221坪) | - |
| 権堂駅 | 23.0万/坪 (42.0年/30.3坪) | 33.1万/坪 (26.0年/99.8坪) | 14.9万/坪 (47.5年/31.8坪) |
| 善光寺下駅 | 143万/坪 (1.3年/73.0坪) | 73.4万/坪 (50.0年/109坪) | 86.5万/坪 (0年/85.7坪) |
| 本郷駅 | 55.2万/坪 (45.4年/49.9坪) | 104万/坪 (1.0年/63.5坪) | 91.8万/坪 (7.5年/60.5坪) |
| 桐原駅 | 47.4万/坪 (47.0年/53.7坪) | 94.7万/坪 (5.1年/64.4坪) | 103万/坪 (3.0年/49.9坪) |
| 信濃吉田駅 | 73.4万/坪 (13.3年/74.6坪) | 89.8万/坪 (8.0年/73.1坪) | 87.7万/坪 (9.3年/53.5坪) |
| 朝陽駅 | 70.3万/坪 (11.3年/47.9坪) | 70.6万/坪 (12.5年/128坪) | 129万/坪 (0年/51.4坪) |
| 附属中学前駅 | 51.2万/坪 (36.0年/257坪) | - | 25.4万/坪 (32.0年/93.8坪) |
| 柳原駅 | 7.6万/坪 (43.0年/42.4坪) | 51.2万/坪 (6.0年/66.6坪) | - |
| 村山駅 | - | - | - |
| 日野駅 | - | - | 150万/坪 (0年/75.6坪) |
| 須坂駅 | 38.8万/坪 (31.5年/85.5坪) | 46.1万/坪 (25.0年/80.5坪) | 66.1万/坪 (21.3年/81.7坪) |
| 北須坂駅 | 48.7万/坪 (18.7年/68.1坪) | 26.6万/坪 (35.5年/74.1坪) | 20.3万/坪 (33.0年/65.0坪) |
| 小布施駅 | 29.8万/坪 (46.0年/96.8坪) | - | 12.8万/坪 (0年/164坪) |
| 都住駅 | - | - | - |
| 桜沢駅 | - | - | 4.7万/坪 (37.0年/169坪) |
| 延徳駅 | 1.2万/坪 (29.0年/303坪) | - | - |
| 信州中野駅 | 15.2万/坪 (50.5年/89.8坪) | 50.6万/坪 (21.4年/139坪) | 71.9万/坪 (12.5年/74.1坪) |
| 中野松川駅 | 132万/坪 (0年/59.7坪) | 33.6万/坪 (39.5年/116坪) | - |
| 信濃竹原駅 | - | - | - |
| 夜間瀬駅 | 8.0万/坪 (42.0年/80.2坪) | - | 15.4万/坪 (22.0年/93.8坪) |
| 上条駅 | - | - | 9.7万/坪 (26.0年/66.6坪) |
| 湯田中駅 | 12.8万/坪 (48.0年/154坪) | 0.7万/坪 (0年/30.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
湯田中駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +1774.7 ％)
湯田中駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1774.7％( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 30.3 坪から +410.0 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 43.9 坪から +13.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.0 分 → 2022年 24.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
中野松川駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +293.4 ％)
中野松川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +293.4％( +98.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 39.5年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 116.5 坪から -48.7 ％減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 59.0 坪から -71.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.5 年 → 2022年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.0 分 → 2022年 7.5 分、-60.5 ％と大きく減少)
柳原駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -85.3 ％)
柳原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -85.3％( -43.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 6.0年から +616.5 ％増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 66.6 坪から -36.4 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 60.5 坪から -47.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 6.0 年 → 2022年 43.0 年、+616.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.0 分 → 2022年 21.0 分、+90.9 ％と大きく増加)
信州中野駅 15.2 万/坪(昨年同期比 -69.9 ％)
信州中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -69.9％( -35.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 50.5年(昨年 21.4年から +136.0 ％増)。平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 139.5 坪から -35.6 ％減)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 66.2 坪から -11.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 27.0 分 → 2022年 12.8 分、-52.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.4 年 → 2022年 50.5 年、+136.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示