【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の松本電鉄上高地線 (松本駅~新島々駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +56.7%( +22.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2022年)に比べて +13.6%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 30.9年から -11.5 %減)。平均土地面積は 119.7 坪 (昨年 111.0 坪から +7.9 %増)。平均建物面積は 51.1 坪 (昨年 37.9 坪から +34.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅、大庭駅、下島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松本駅で昨年に比べ +52.5 %、坪単価は 75.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(松本駅)は +52.5 %(坪単価 +26.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(波田駅)は -79.4 %(坪単価 -25.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 30.9 年 → 2023年 27.4 年、-11.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 31.1 分 → 2023年 25.2 分、-18.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 23.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 45.0 % → 2023年 47.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +52.5%( +26.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった波田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.7万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -79.4%( -25.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
松本電鉄上高地線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松本駅 | 75.9万/坪 (27.1年/91.5坪) | 49.8万/坪 (33.1年/55.4坪) | 64.1万/坪 (24.7年/89.6坪) |
西松本駅 | - | - | - |
渚駅 | 71.3万/坪 (20.5年/163坪) | 66.1万/坪 (10.0年/31.8坪) | 72.8万/坪 (31.0年/80.2坪) |
信濃荒井駅 | - | - | - |
大庭駅 | 58.3万/坪 (0年/185坪) | 41.5万/坪 (34.0年/54.5坪) | - |
下新駅 | - | - | - |
北新・松本大学前駅 | - | - | - |
新村駅 | 58.1万/坪 (18.7年/194坪) | - | - |
三溝駅 | - | - | - |
森口駅 | - | 5.3万/坪 (50.0年/69.6坪) | - |
下島駅 | 47.1万/坪 (35.0年/136坪) | 34.0万/坪 (21.5年/182坪) | 24.0万/坪 (26.0年/130坪) |
波田駅 | 6.7万/坪 (41.0年/106坪) | 32.7万/坪 (30.9年/178坪) | 12.0万/坪 (36.0年/147坪) |
渕東駅 | - | - | - |
新島々駅 | - | - | 11.4万/坪 (0年/188坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松本駅 75.9 万/坪(昨年同期比 +52.5 %)
松本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +52.5%( +26.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 33.1年から -18.2 %減)。平均土地面積は 91.5 坪 (昨年 55.4 坪から +65.2 %増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 32.7 坪から +71.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 33.1 年 → 2023年 27.1 年、-18.2 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 34.9 分 → 2023年 28.8 分、-17.5 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 41.7 %)
波田駅 6.7 万/坪(昨年同期比 -79.4 %)
波田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.7万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -79.4%( -25.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 30.9年から +32.9 %増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 177.6 坪から -40.4 %減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 46.7 坪から -10.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 41.4 分 → 2023年 8.0 分、-80.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 71.4 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.9 年 → 2023年 41.0 年、+32.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示