【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR花輪線 (湯瀬温泉駅～大館駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +15.8％( +2.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて +42.9％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 34.8年から +3.2 ％増)。平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 134.8 坪から -13.9 ％減)。平均建物面積は 61.9 坪 (昨年 58.0 坪から +6.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。大館駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは大館駅で昨年に比べ -7.8 ％、坪単価は 21.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(扇田駅)は +577.9 ％(坪単価 +33.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大館駅)は -7.8 ％(坪単価 -1.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.4 ％ → 2022年 34.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 25.1 分 → 2022年 27.9 分、+11.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 36.8 ％ → 2022年 46.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 ％ → 2022年 3.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった扇田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +577.9％( +33.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鹿角花輪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.0万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +112.0％( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR花輪線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湯瀬温泉駅 | - | - | - |
| 八幡平駅 | - | - | - |
| 陸中大里駅 | - | - | - |
| 鹿角花輪駅 | 20.0万/坪 (38.8年/142坪) | 9.4万/坪 (45.3年/107坪) | 1.3万/坪 (27.3年/25.7坪) |
| 柴平駅 | - | - | - |
| 十和田南駅 | 3.7万/坪 (46.3年/80.2坪) | - | 6.5万/坪 (38.3年/162坪) |
| 末広駅 | - | - | - |
| 土深井駅 | - | - | - |
| 沢尻駅 | - | - | - |
| 十二所駅 | - | - | - |
| 大滝温泉駅 | - | - | - |
| 扇田駅 | 39.8万/坪 (12.8年/233坪) | 5.9万/坪 (32.3年/166坪) | - |
| 東大館駅 | - | - | 34.6万/坪 (27.8年/73.4坪) |
| 大館駅 | 21.0万/坪 (36.5年/102坪) | 22.7万/坪 (31.9年/134坪) | 41.5万/坪 (20.5年/83.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
扇田駅 39.8 万/坪(昨年同期比 +577.9 ％)
扇田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +577.9％( +33.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 32.3年から -60.5 ％減)。平均土地面積は 232.9 坪 (昨年 166.4 坪から +40.0 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 51.4 坪から +5.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.3 年 → 2022年 12.8 年、-60.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.8 分 → 2022年 37.0 分、+62.6 ％と大きく増加)
大館駅 21.0 万/坪(昨年同期比 -7.8 ％)
大館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -7.8％( -1.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +46.2％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 31.9年から +14.4 ％増)。平均土地面積は 102.5 坪 (昨年 133.6 坪から -23.3 ％減)。平均建物面積は 66.4 坪 (昨年 68.1 坪から -2.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 31.9 年 → 2022年 36.5 年、+14.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 38.5 ％ → 2022年 41.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示