【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のJR水郡線 (矢祭山駅～安積永盛駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +14.2％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2023年)に比べて -26.1％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 35.2年から -16.6 ％減)。平均土地面積は 135.3 坪 (昨年 138.2 坪から -2.0 ％減)。平均建物面積は 46.5 坪 (昨年 40.7 坪から +14.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。磐城棚倉駅、磐城石川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東館駅で昨年に比べ +105.4 ％、坪単価は 28.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(東館駅、磐城石川駅)は +86.1 ％(坪単価 +9.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(磐城塙駅、磐城守山駅)は -55.6 ％(坪単価 -23.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 35.2 年 → 2024年 29.3 年、-16.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.9 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 45.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 ％ → 2024年 6.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安積永盛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.7万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +4.6％( +3.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった磐城塙駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.9万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -83.7％( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水郡線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢祭山駅 | - | - | - |
| 東館駅 | 28.3万/坪 (51.0年/127坪) | 13.8万/坪 (58.3年/94.8坪) | 67.0万/坪 (0年/114坪) |
| 南石井駅 | - | - | - |
| 磐城石井駅 | 3.8万/坪 (0年/484坪) | - | - |
| 磐城塙駅 | 6.9万/坪 (46.3年/59.0坪) | 42.2万/坪 (19.0年/99.8坪) | 43.8万/坪 (31.3年/145坪) |
| 近津駅 | - | 0.09万/坪 (0年/424坪) | 6.3万/坪 (40.5年/262坪) |
| 中豊駅 | - | 22.8万/坪 (0年/109坪) | 15.2万/坪 (39.4年/87.7坪) |
| 磐城棚倉駅 | 35.5万/坪 (12.4年/195坪) | 22.3万/坪 (28.1年/150坪) | 29.4万/坪 (22.8年/156坪) |
| 磐城浅川駅 | 7.8万/坪 (44.8年/123坪) | - | - |
| 里白石駅 | - | - | - |
| 磐城石川駅 | 12.7万/坪 (48.0年/142坪) | 7.6万/坪 (47.6年/145坪) | 11.7万/坪 (54.7年/31.8坪) |
| 野木沢駅 | - | 26.0万/坪 (29.8年/321坪) | - |
| 川辺沖駅 | - | - | - |
| 泉郷駅 | - | - | 17.2万/坪 (47.3年/121坪) |
| 川東駅 | - | 80.3万/坪 (22.3年/128坪) | 73.6万/坪 (0年/58.2坪) |
| 小塩江駅 | - | - | - |
| 谷田川駅 | - | 16.5万/坪 (0年/221坪) | - |
| 磐城守山駅 | 29.3万/坪 (32.9年/62.0坪) | 40.5万/坪 (38.1年/231坪) | - |
| 安積永盛駅 | 77.7万/坪 (9.4年/68.5坪) | 74.3万/坪 (27.7年/68.2坪) | 62.6万/坪 (15.7年/74.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東館駅 28.3 万/坪(昨年同期比 +105.4 ％)
東館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +105.4％( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 58.3年から -12.4 ％減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 94.8 坪から +34.0 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 32.3 坪から -6.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 58.3 年 → 2024年 51.0 年、-12.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.7 分 → 2024年 16.5 分、+20.7 ％と大きく増加)
磐城石川駅 12.7 万/坪(昨年同期比 +66.8 ％)
磐城石川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +66.8％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.0年(昨年 47.6年から +0.8 ％増)。平均土地面積は 141.7 坪 (昨年 144.6 坪から -2.0 ％減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 43.1 坪から -2.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 72.4 分 → 2024年 53.1 分、-26.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 70.0 ％ → 2024年 85.7 ％)
磐城塙駅 6.9 万/坪(昨年同期比 -83.7 ％)
磐城塙駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.9万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -83.7％( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 19.0年から +143.4 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 99.8 坪から -40.9 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 39.8 坪から -8.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.0 年 → 2024年 46.3 年、+143.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 16.0 分、+23.1 ％と大きく増加)
磐城守山駅 29.3 万/坪(昨年同期比 -27.5 ％)
磐城守山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -27.5％( -11.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 38.1年から -13.6 ％減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 230.9 坪から -73.1 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 48.4 坪から -37.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 38.1 年 → 2024年 32.9 年、-13.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.2 分 → 2024年 20.0 分、-14.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示