【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR筑豊本線 (若松駅～原田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.1万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +0.4％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 112 件(１年前(2019年)に比べて +21.7％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 22.1年から -2.8 ％減)。平均土地面積は 86.7 坪 (昨年 93.4 坪から -7.3 ％減)。平均建物面積は 48.5 坪 (昨年 52.2 坪から -7.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。若松駅、東水巻駅、直方駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは桂川駅で昨年に比べ +169.3 ％、坪単価は 19.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(桂川駅、天道駅)は +153.5 ％(坪単価 +11.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小竹駅、筑前山家駅)は -90.2 ％(坪単価 -94.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 30.5 分 → 2020年 25.5 分、-16.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 ％ → 2020年 5.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 ％ → 2020年 29.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 24.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 ％ → 2020年 33.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった原田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -3.9％( -3.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小竹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -93.2％( -107.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR筑豊本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 若松駅 | 38.8万/坪 (24.0年/84.4坪) | 29.0万/坪 (34.0年/72.7坪) | 60.7万/坪 (0.7年/42.9坪) |
| 藤ノ木駅 | 15.7万/坪 (49.0年/90.8坪) | 37.3万/坪 (29.0年/75.1坪) | - |
| 奥洞海駅 | 66.1万/坪 (0年/57.5坪) | - | 55.4万/坪 (26.5年/54.5坪) |
| 二島駅 | 45.8万/坪 (32.8年/48.8坪) | 69.6万/坪 (19.0年/64.3坪) | 13.7万/坪 (46.0年/134坪) |
| 本城駅 | 77.9万/坪 (10.8年/79.8坪) | 85.6万/坪 (12.7年/64.3坪) | 52.1万/坪 (20.5年/72.6坪) |
| 折尾駅 | 73.0万/坪 (16.9年/68.1坪) | 72.7万/坪 (22.1年/74.2坪) | 71.8万/坪 (16.8年/65.3坪) |
| 東水巻駅 | 66.1万/坪 (37.0年/46.9坪) | 53.0万/坪 (20.0年/66.6坪) | 25.5万/坪 (42.0年/56.0坪) |
| 中間駅 | 51.3万/坪 (0.3年/42.4坪) | - | 40.6万/坪 (22.0年/56.5坪) |
| 筑前垣生駅 | - | 13.7万/坪 (19.0年/84.7坪) | - |
| 鞍手駅 | 21.0万/坪 (38.0年/71.6坪) | - | 24.2万/坪 (20.5年/74.9坪) |
| 筑前植木駅 | - | - | - |
| 新入駅 | 43.8万/坪 (21.7年/97.8坪) | 63.0万/坪 (1.0年/93.8坪) | 29.1万/坪 (23.5年/99.8坪) |
| 直方駅 | 64.9万/坪 (20.7年/147坪) | 49.3万/坪 (15.0年/122坪) | 42.7万/坪 (27.0年/92.0坪) |
| 勝野駅 | 42.7万/坪 (11.0年/281坪) | 38.8万/坪 (19.5年/50.7坪) | 10.4万/坪 (27.5年/87.7坪) |
| 小竹駅 | 7.8万/坪 (44.0年/75.6坪) | 115万/坪 (0年/142坪) | 11.4万/坪 (34.5年/154坪) |
| 鯰田駅 | - | 17.1万/坪 (53.0年/263坪) | 20.2万/坪 (24.0年/49.9坪) |
| 浦田駅 | 14.9万/坪 (29.5年/68.1坪) | 55.2万/坪 (21.0年/62.0坪) | 52.5万/坪 (19.0年/86.2坪) |
| 新飯塚駅 | 55.1万/坪 (17.6年/110坪) | 46.3万/坪 (17.0年/147坪) | 54.1万/坪 (14.2年/117坪) |
| 飯塚駅 | 35.4万/坪 (26.0年/98.3坪) | 29.6万/坪 (20.2年/72.6坪) | 26.1万/坪 (21.5年/132坪) |
| 天道駅 | 16.8万/坪 (40.0年/153坪) | 7.1万/坪 (30.0年/59.0坪) | 63.4万/坪 (14.3年/124坪) |
| 桂川駅 | 19.7万/坪 (42.0年/80.2坪) | 7.3万/坪 (35.7年/174坪) | 0.9万/坪 (55.0年/30.3坪) |
| 上穂波駅 | - | 39.1万/坪 (26.0年/60.5坪) | - |
| 筑前内野駅 | - | - | - |
| 筑前山家駅 | 11.8万/坪 (35.0年/89.2坪) | 92.6万/坪 (1.0年/66.6坪) | 40.4万/坪 (17.0年/60.5坪) |
| 原田駅 | 87.2万/坪 (11.4年/79.0坪) | 90.7万/坪 (22.5年/71.1坪) | 71.9万/坪 (18.5年/66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
桂川駅 19.7 万/坪(昨年同期比 +169.3 ％)
桂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.7万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +169.3％( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.0年(昨年 35.7年から +17.8 ％増)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 174.4 坪から -54.0 ％減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 94.8 坪から -67.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 46.3 分 → 2020年 13.3 分、-71.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 35.7 年 → 2020年 42.0 年、+17.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 66.7 ％)
天道駅 16.8 万/坪(昨年同期比 +137.6 ％)
天道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +137.6％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 30.0年から +33.3 ％増)。平均土地面積は 153.3 坪 (昨年 59.0 坪から +159.8 ％増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 45.4 坪から +26.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 26.0 分 → 2020年 14.0 分、-46.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 30.0 年 → 2020年 40.0 年、+33.3 ％と大きく増加)
小竹駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -93.2 ％)
小竹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -93.2％( -107.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 142.2 坪から -46.8 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 40.8 坪から -37.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 120.0 分 → 2020年 18.0 分、-85.0 ％と大きく減少)
筑前山家駅 11.8 万/坪(昨年同期比 -87.2 ％)
筑前山家駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -87.2％( -80.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 1.0年から +3402.5 ％増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 66.6 坪から +34.1 ％増)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 30.3 坪から +75.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 1.0 年 → 2020年 35.0 年、+3402.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.0 分 → 2020年 15.5 分、+55.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示