【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR筑肥東線 (姪浜駅~鹿家駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +8.4%( +8.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 156 件(1年前(2023年)に比べて -52.6%( -173件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 18.0年から -13.2 %減)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 70.8 坪から +0.5 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 40.5 坪から -1.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。波多江駅、加布里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは波多江駅で昨年に比べ +83.2 %、坪単価は 179 万円/坪となった。
上位 2 駅(波多江駅、加布里駅)は +55.8 %(坪単価 +48.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(福吉駅、大入駅)は -52.7 %(坪単価 -44.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 18.0 年 → 2024年 15.6 年、-13.2 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.4 分 → 2024年 17.9 分、-12.2 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.8 % → 2024年 6.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.6 % → 2024年 2.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった波多江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +83.2%( +81.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -70.0%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -65.5%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR筑肥東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
姪浜駅 | 128万/坪 (15.3年/57.2坪) | 126万/坪 (17.2年/46.1坪) | 137万/坪 (13.5年/57.9坪) |
下山門駅 | 102万/坪 (17.4年/60.1坪) | 150万/坪 (14.9年/75.7坪) | 93.7万/坪 (20.7年/82.7坪) |
今宿駅 | 108万/坪 (14.7年/60.5坪) | 109万/坪 (14.6年/72.7坪) | 99.0万/坪 (22.1年/97.2坪) |
九大学研都市駅 | 134万/坪 (4.0年/37.2坪) | 138万/坪 (11.9年/59.3坪) | 127万/坪 (12.5年/55.9坪) |
周船寺駅 | 114万/坪 (7.5年/54.3坪) | 104万/坪 (15.9年/85.3坪) | 97.7万/坪 (22.7年/80.9坪) |
波多江駅 | 179万/坪 (24.0年/160坪) | 97.5万/坪 (15.8年/65.3坪) | 80.7万/坪 (21.1年/77.1坪) |
糸島高校前駅 | 81.7万/坪 (11.9年/55.2坪) | 87.2万/坪 (19.8年/57.9坪) | 92.6万/坪 (13.5年/89.5坪) |
筑前前原駅 | 89.2万/坪 (16.1年/74.5坪) | 76.5万/坪 (20.6年/83.8坪) | 89.7万/坪 (16.6年/86.6坪) |
美咲が丘駅 | 74.0万/坪 (24.6年/60.5坪) | 68.6万/坪 (19.8年/67.0坪) | 69.9万/坪 (21.1年/71.9坪) |
加布里駅 | 74.3万/坪 (15.7年/91.9坪) | 57.9万/坪 (28.4年/93.6坪) | 66.8万/坪 (25.4年/86.5坪) |
一貴山駅 | 40.0万/坪 (38.2年/247坪) | 52.6万/坪 (8.6年/61.3坪) | 75.3万/坪 (16.5年/95.3坪) |
筑前深江駅 | 63.8万/坪 (17.0年/49.9坪) | 59.6万/坪 (22.7年/67.0坪) | 62.3万/坪 (17.8年/93.4坪) |
大入駅 | 57.0万/坪 (20.3年/63.5坪) | 94.9万/坪 (0.25年/66.6坪) | - |
福吉駅 | 27.3万/坪 (0年/60.5坪) | 79.2万/坪 (0.4年/57.5坪) | 3.4万/坪 (43.5年/46.9坪) |
鹿家駅 | - | - | 8.8万/坪 (59.8年/154坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
波多江駅 178.7 万/坪(昨年同期比 +83.2 %)
波多江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +83.2%( +81.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -70.0%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 15.8年から +51.5 %増)。平均土地面積は 159.6 坪 (昨年 65.3 坪から +144.2 %増)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 37.3 坪から +3.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.8 年 → 2024年 24.0 年、+51.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.9 分 → 2024年 26.3 分、+32.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.0 % → 2024年 16.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 % → 2024年 33.3 %)
加布里駅 74.3 万/坪(昨年同期比 +28.3 %)
加布里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +28.3%( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -60.9%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 28.4年から -44.5 %減)。平均土地面積は 91.9 坪 (昨年 93.6 坪から -1.8 %減)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 42.1 坪から -6.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.4 年 → 2024年 15.7 年、-44.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 47.0 分 → 2024年 18.1 分、-61.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 33.3 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 % → 2024年 11.1 %)
福吉駅 27.3 万/坪(昨年同期比 -65.5 %)
福吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -65.5%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 57.5 坪から +5.3 %増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 33.3 坪から -31.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.3 分 → 2024年 2.0 分、-68.4 %と大きく減少)
大入駅 57.0 万/坪(昨年同期比 -39.9 %)
大入駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.0万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -39.9%( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.3年(昨年 0.3年から +7940.2 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 66.6 坪から -4.5 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 34.8 坪から +26.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.3 年 → 2024年 20.3 年、+7940.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 9.0 分、+28.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示