【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR筑肥東線 (姪浜駅～鹿家駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +33.7％( +27.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 89 件(１年前(2021年)に比べて -3.3％( -3件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 17.8年から -0.5 ％減)。平均土地面積は 78.0 坪 (昨年 78.3 坪から -0.4 ％減)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 51.2 坪から -12.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。姪浜駅、九大学研都市駅、美咲が丘駅、加布里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは加布里駅で昨年に比べ +85.3 ％、坪単価は 68.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(加布里駅、姪浜駅)は +73.1 ％(坪単価 +46.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(筑前深江駅、波多江駅)は -40.7 ％(坪単価 -34.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.4 ％ → 2022年 15.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 18.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.9 ％ → 2022年 16.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 3.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姪浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +60.9％( +61.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて +62.5％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった筑前深江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -60.5％( -51.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR筑肥東線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姪浜駅 | 162万/坪 (11.0年/76.2坪) | 101万/坪 (20.1年/92.7坪) | 114万/坪 (9.2年/54.9坪) |
| 下山門駅 | 78.8万/坪 (28.8年/62.8坪) | 84.2万/坪 (18.0年/82.6坪) | 83.3万/坪 (15.6年/64.5坪) |
| 今宿駅 | 104万/坪 (15.8年/104坪) | 90.8万/坪 (20.4年/67.7坪) | 81.9万/坪 (23.6年/74.4坪) |
| 九大学研都市駅 | 123万/坪 (13.8年/48.4坪) | 92.0万/坪 (16.4年/60.1坪) | 86.3万/坪 (16.5年/66.9坪) |
| 周船寺駅 | 90.6万/坪 (17.4年/77.5坪) | 83.0万/坪 (18.8年/73.6坪) | 110万/坪 (17.3年/55.5坪) |
| 波多江駅 | 65.0万/坪 (42.8年/45.4坪) | 82.2万/坪 (10.8年/87.9坪) | 55.5万/坪 (21.1年/44.7坪) |
| 糸島高校前駅 | 91.8万/坪 (15.8年/96.2坪) | 77.7万/坪 (10.8年/50.9坪) | 72.5万/坪 (15.2年/52.9坪) |
| 筑前前原駅 | 98.3万/坪 (13.7年/82.9坪) | 83.4万/坪 (22.3年/63.9坪) | 54.3万/坪 (24.7年/68.1坪) |
| 美咲が丘駅 | 71.8万/坪 (23.1年/55.7坪) | 59.7万/坪 (21.3年/56.0坪) | 90.5万/坪 (7.8年/52.6坪) |
| 加布里駅 | 68.1万/坪 (40.8年/102坪) | 36.7万/坪 (28.5年/101坪) | 39.4万/坪 (25.5年/242坪) |
| 一貴山駅 | 70.4万/坪 (26.1年/52.4坪) | 66.1万/坪 (0.8年/156坪) | 63.6万/坪 (10.8年/133坪) |
| 筑前深江駅 | 33.6万/坪 (23.2年/88.9坪) | 85.0万/坪 (-0.25年/124坪) | 25.6万/坪 (35.1年/47.9坪) |
| 大入駅 | - | - | - |
| 福吉駅 | - | 1.3万/坪 (0年/136坪) | - |
| 鹿家駅 | 8.8万/坪 (59.8年/154坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
加布里駅 68.1 万/坪(昨年同期比 +85.3 ％)
加布里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.1万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +85.3％( +31.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.8年(昨年 28.5年から +43.0 ％増)。平均土地面積は 102.1 坪 (昨年 100.7 坪から +1.4 ％増)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 35.4 坪から -25.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 28.5 年 → 2022年 40.8 年、+43.0 ％と大きく増加)
姪浜駅 161.8 万/坪(昨年同期比 +60.9 ％)
姪浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +60.9％( +61.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて +62.5％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 20.1年から -45.3 ％減)。平均土地面積は 76.2 坪 (昨年 92.7 坪から -17.8 ％減)。平均建物面積は 46.5 坪 (昨年 50.2 坪から -7.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 20.1 年 → 2022年 11.0 年、-45.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 43.8 ％ → 2022年 11.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 14.6 分 → 2022年 16.7 分、+14.3 ％と増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 ％ → 2022年 3.8 ％)
筑前深江駅 33.6 万/坪(昨年同期比 -60.5 ％)
筑前深江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -60.5％( -51.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 -0.2年から -9496.0 ％減)。平均土地面積は 88.9 坪 (昨年 124.0 坪から -28.3 ％減)。平均建物面積は 39.6 坪 (昨年 31.8 坪から +24.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 -0.2 年 → 2022年 23.2 年、-9496.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.0 分 → 2022年 14.8 分、+34.5 ％と大きく増加)
波多江駅 65.0 万/坪(昨年同期比 -20.9 ％)
波多江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.0万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -20.9％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 10.8年から +297.6 ％増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 87.9 坪から -48.4 ％減)。平均建物面積は 20.4 坪 (昨年 91.5 坪から -77.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.8 年 → 2022年 42.8 年、+297.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 19.2 分 → 2022年 22.5 分、+16.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示