
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の山陽新幹線 (小倉駅~博多駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.2万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -62.1%( -134.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 60 件(1年前(2023年)に比べて -14.3%( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 29.5年から +3.9 %増)。平均土地面積は 60.3 坪 (昨年 82.6 坪から -27.0 %減)。平均建物面積は 80.8 坪 (昨年 91.2 坪から -11.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(小倉駅)は -27.5 %(坪単価 -17.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -61.5 %(坪単価 -269.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.3 % → 2024年 38.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 20.1 分 → 2024年 22.9 分、+13.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.4 % → 2024年 27.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.8 % → 2024年 3.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(51.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -61.5%( -269.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -41.4%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.5%( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて +4.9%( +2件/坪)と小幅に増加しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小倉駅 | 46.5万/坪 (34.7年/62.9坪) | 64.1万/坪 (32.7年/85.7坪) | 57.5万/坪 (34.3年/88.2坪) |
博多駅 | 168万/坪 (20.7年/53.8坪) | 438万/坪 (24.9年/78.0坪) | 161万/坪 (28.8年/79.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小倉駅 46.5 万/坪(昨年同期比 -27.5 %)
小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.5%( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて +4.9%( +2件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 32.7年から +6.1 %増)。平均土地面積は 62.9 坪 (昨年 85.7 坪から -26.6 %減)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 70.1 坪から -2.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.7 % → 2024年 46.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 % → 2024年 28.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 15.4 %)
博多駅 168.5 万/坪(昨年同期比 -61.5 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(51.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -61.5%( -269.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -41.4%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 24.9年から -17.1 %減)。平均土地面積は 53.8 坪 (昨年 78.0 坪から -31.0 %減)。平均建物面積は 111.3 坪 (昨年 121.8 坪から -8.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 24.9 年 → 2024年 20.7 年、-17.1 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.3 分 → 2024年 13.7 分、-10.8 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 31.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 18.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 25.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 6.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示