【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の山陽新幹線 (小倉駅~博多駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -29.4%( -37.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて +5.6%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 32.5年から +1.2 %増)。平均土地面積は 115.7 坪 (昨年 75.2 坪から +53.9 %増)。平均建物面積は 192.1 坪 (昨年 68.2 坪から +181.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。小倉駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは博多駅で昨年に比べ -33.2 %、坪単価は 147 万円/坪となった。
上位 1 駅(小倉駅)は -17.2 %(坪単価 -11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -33.2 %(坪単価 -73.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 22.3 分 → 2022年 18.1 分、-18.8 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.9 % → 2022年 38.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.6 % → 2022年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.5 % → 2022年 38.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -33.2%( -73.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.8万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.2%( -11.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
山陽新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小倉駅 | 52.8万/坪 (42.1年/119坪) | 63.7万/坪 (29.2年/96.1坪) | 49.7万/坪 (20.5年/116坪) |
博多駅 | 147万/坪 (21.3年/111坪) | 220万/坪 (38.5年/42.4坪) | 124万/坪 (21.0年/79.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小倉駅 52.8 万/坪(昨年同期比 -17.2 %)
小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.8万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.2%( -11.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.1年(昨年 29.2年から +44.5 %増)。平均土地面積は 119.2 坪 (昨年 96.1 坪から +24.0 %増)。平均建物面積は 120.5 坪 (昨年 46.7 坪から +157.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 27.1 分 → 2022年 21.8 分、-19.5 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.2 年 → 2022年 42.1 年、+44.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 40.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 10.0 %)
博多駅 147.2 万/坪(昨年同期比 -33.2 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -33.2%( -73.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 38.5年から -44.8 %減)。平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 42.4 坪から +162.9 %増)。平均建物面積は 299.5 坪 (昨年 98.7 坪から +203.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 38.5 年 → 2022年 21.3 年、-44.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 15.4 分 → 2022年 13.0 分、-15.7 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 37.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示