【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の東急目黒線 (新丸子駅~武蔵小杉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.6%( -19.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 34.5年から -58.3 %減)。平均土地面積は 23.1 坪 (昨年 83.7 坪から -72.4 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 62.6 坪から -50.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。新丸子駅、武蔵小杉駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは新丸子駅で昨年に比べ -13.0 %、坪単価は 175 万円/坪となった。
上位 1 駅(武蔵小杉駅)は -10.3 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新丸子駅)は -13.0 %(坪単価 -26.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 34.5 年 → 2020年 14.4 年、-58.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 12.6 分、+110.6 %と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新丸子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.0%( -26.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.3%( -15.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
東急目黒線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新丸子駅 | 175万/坪 (10.6年/21.4坪) | 201万/坪 (21.3年/60.0坪) | 251万/坪 (17.3年/31.0坪) |
武蔵小杉駅 | 134万/坪 (23.4年/27.7坪) | 150万/坪 (47.7年/107坪) | 206万/坪 (14.3年/19.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵小杉駅 134.2 万/坪(昨年同期比 -10.3 %)
武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.3%( -15.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.4年(昨年 47.7年から -51.0 %減)。平均土地面積は 27.7 坪 (昨年 107.4 坪から -74.2 %減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 34.0 坪から +18.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 47.7 年 → 2020年 23.4 年、-51.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.3 分 → 2020年 12.0 分、+125.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)
新丸子駅 175.0 万/坪(昨年同期比 -13.0 %)
新丸子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.0%( -26.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.6年(昨年 21.3年から -50.4 %減)。平均土地面積は 21.4 坪 (昨年 60.0 坪から -64.4 %減)。平均建物面積は 26.0 坪 (昨年 81.7 坪から -68.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 21.3 年 → 2020年 10.6 年、-50.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 71.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.7 分 → 2020年 12.9 分、+93.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示