【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR三角線 (宇土駅～三角駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +12.4％( +4.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2022年)に比べて +92.3％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 20.6年から +5.6 ％増)。平均土地面積は 139.7 坪 (昨年 135.6 坪から +3.0 ％増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 68.6 坪から -31.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。宇土駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは住吉駅で昨年に比べ +202.5 ％、坪単価は 46.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(住吉駅)は +202.5 ％(坪単価 +31.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(宇土駅)は +10.0 ％(坪単価 +4.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.7 ％ → 2023年 31.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 47.5 分 → 2023年 72.6 分、+52.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 ％ → 2023年 21.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 31.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.0％( +4.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三角駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.9万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +122.0％( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +900.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR三角線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宇土駅 | 54.0万/坪 (9.8年/121坪) | 49.1万/坪 (11.6年/108坪) | 55.3万/坪 (17.6年/130坪) |
| 緑川駅 | - | 16.2万/坪 (46.5年/281坪) | - |
| 住吉駅 | 46.7万/坪 (0年/118坪) | 15.4万/坪 (31.0年/99.8坪) | - |
| 肥後長浜駅 | - | - | - |
| 網田駅 | - | - | - |
| 赤瀬駅 | 6.6万/坪 (41.0年/203坪) | - | - |
| 石打ダム駅 | - | - | - |
| 波多浦駅 | - | - | - |
| 三角駅 | 34.9万/坪 (37.7年/148坪) | 15.7万/坪 (30.0年/99.8坪) | 15.8万/坪 (42.7年/130坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
住吉駅 46.7 万/坪(昨年同期比 +202.5 ％)
住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +202.5％( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 99.8 坪から +18.2 ％増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 22.7 坪から +13.3 ％増)。
宇土駅 54.0 万/坪(昨年同期比 +10.0 ％)
宇土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.0％( +4.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.8年(昨年 11.6年から -15.5 ％減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 108.1 坪から +11.9 ％増)。平均建物面積は 45.7 坪 (昨年 68.7 坪から -33.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 11.6 年 → 2023年 9.8 年、-15.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 54.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 50.6 分 → 2023年 64.5 分、+27.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 27.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示