【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 284万円/坪(85.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.9%( -27.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて -53.3%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 22.7年から +4.5 %増)。平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 33.6 坪から +6.7 %増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 46.1 坪から -32.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。笹塚駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは初台駅で昨年に比べ -13.5 %、坪単価は 260 万円/坪となった。
上位 1 駅(笹塚駅)は -4.4 %(坪単価 -13.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(初台駅)は -13.5 %(坪単価 -40.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 % → 2024年 11.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.2 分 → 2024年 9.0 分、+10.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.6 % → 2024年 42.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.3 % → 2024年 17.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 293万円/坪(88.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -10.6%( -34.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 260万円/坪(78.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -13.5%( -40.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
京王新線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
初台駅 | 260万/坪 (33.4年/84.2坪) | 301万/坪 (26.9年/39.5坪) | 496万/坪 (26.6年/26.2坪) |
幡ケ谷駅 | 293万/坪 (16.8年/17.5坪) | 328万/坪 (24.3年/32.7坪) | 291万/坪 (26.0年/38.0坪) |
笹塚駅 | 286万/坪 (23.6年/26.3坪) | 299万/坪 (17.6年/30.4坪) | 276万/坪 (20.1年/32.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹塚駅 286.2 万/坪(昨年同期比 -4.4 %)
笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 286万円/坪(86.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.4%( -13.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -38.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 17.6年から +33.8 %増)。平均土地面積は 26.3 坪 (昨年 30.4 坪から -13.5 %減)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 38.1 坪から -14.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.6 年 → 2024年 23.6 年、+33.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.3 % → 2024年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 % → 2024年 7.7 %)
初台駅 259.9 万/坪(昨年同期比 -13.5 %)
初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 260万円/坪(78.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -13.5%( -40.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 26.9年から +24.3 %増)。平均土地面積は 84.2 坪 (昨年 39.5 坪から +113.0 %増)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 59.5 坪から -40.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.9 年 → 2024年 33.4 年、+24.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.9 分 → 2024年 8.5 分、+44.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 % → 2024年 50.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 % → 2024年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示