【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 292万円/坪(88.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -29.8%( -123.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて -42.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 33.3年から -56.1 %減)。平均土地面積は 29.0 坪 (昨年 28.2 坪から +2.9 %増)。平均建物面積は 46.8 坪 (昨年 38.3 坪から +22.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。笹塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹塚駅で昨年に比べ +44.5 %、坪単価は 306 万円/坪となった。
上位 1 駅(笹塚駅)は +44.5 %(坪単価 +94.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(初台駅)は -53.8 %(坪単価 -337.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.3 年 → 2023年 14.6 年、-56.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.0 % → 2023年 25.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.5 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 306万円/坪(92.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +44.5%( +94.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 210万円/坪(63.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -7.7%( -17.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
京王新線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
初台駅 | 290万/坪 (17.5年/26.9坪) | 627万/坪 (35.9年/30.3坪) | 215万/坪 (28.0年/78.7坪) |
幡ケ谷駅 | 210万/坪 (17.5年/69.6坪) | 228万/坪 (31.5年/25.9坪) | 300万/坪 (9.8年/51.4坪) |
笹塚駅 | 306万/坪 (11.7年/23.9坪) | 212万/坪 (29.3年/26.8坪) | 276万/坪 (27.8年/18.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹塚駅 306.3 万/坪(昨年同期比 +44.5 %)
笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 306万円/坪(92.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +44.5%( +94.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.7年(昨年 29.3年から -60.1 %減)。平均土地面積は 23.9 坪 (昨年 26.8 坪から -10.8 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.7 坪から -19.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.3 年 → 2023年 11.7 年、-60.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.2 分 → 2023年 9.5 分、+52.0 %と大きく増加)
初台駅 290.1 万/坪(昨年同期比 -53.8 %)
初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 290万円/坪(87.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -53.8%( -337.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 35.9年から -51.2 %減)。平均土地面積は 26.9 坪 (昨年 30.3 坪から -11.0 %減)。平均建物面積は 66.2 坪 (昨年 41.4 坪から +59.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 35.9 年 → 2023年 17.5 年、-51.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 6.9 分 → 2023年 5.8 分、-15.9 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示