【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の京浜急行空港線 (京急蒲田駅~天空橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.5%( +28.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて +54.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 19.2年から +63.3 %増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 20.6 坪から +54.0 %増)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 30.5 坪から +46.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。京急蒲田駅、糀谷駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは穴守稲荷駅で昨年に比べ -11.7 %、坪単価は 157 万円/坪となった。
上位 1 駅(大鳥居駅)は +221.7 %(坪単価 +168.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(穴守稲荷駅)は -11.7 %(坪単価 -20.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.0 分 → 2022年 9.4 分、-15.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.4 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.2 年 → 2022年 31.3 年、+63.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 43.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.4 % → 2022年 18.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +221.7%( +168.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった穴守稲荷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.7%( -20.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
京浜急行空港線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京急蒲田駅 | 186万/坪 (30.9年/31.8坪) | 192万/坪 (20.3年/21.8坪) | 184万/坪 (28.5年/18.2坪) |
糀谷駅 | 164万/坪 (36.5年/25.4坪) | 165万/坪 (0.5年/18.2坪) | 181万/坪 (13.3年/23.0坪) |
大鳥居駅 | 245万/坪 (28.2年/39.1坪) | 76.2万/坪 (37.5年/19.7坪) | 167万/坪 (19.3年/20.0坪) |
穴守稲荷駅 | 157万/坪 (28.0年/27.7坪) | 178万/坪 (16.5年/21.2坪) | 135万/坪 (35.9年/24.2坪) |
天空橋駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大鳥居駅 245.0 万/坪(昨年同期比 +221.7 %)
大鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +221.7%( +168.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 37.5年から -24.9 %減)。平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 19.7 坪から +98.7 %増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 28.7 坪から +50.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 37.5 年 → 2022年 28.2 年、-24.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 11.2 分、+31.4 %と大きく増加)
穴守稲荷駅 156.8 万/坪(昨年同期比 -11.7 %)
穴守稲荷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.7%( -20.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 16.5年から +69.7 %増)。平均土地面積は 27.7 坪 (昨年 21.2 坪から +31.0 %増)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 23.4 坪から +18.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.5 年 → 2022年 28.0 年、+69.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示