【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR大船渡線 (一ノ関駅～新月駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +53.3％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.5年(昨年 35.2年から -5.0 ％減)。平均土地面積は 94.0 坪 (昨年 132.5 坪から -29.0 ％減)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 60.2 坪から -5.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。一ノ関駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ +36.0 ％、坪単価は 41.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(一ノ関駅)は +36.0 ％(坪単価 +10.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千厩駅)は -77.0 ％(坪単価 -9.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 34.7 分 → 2022年 27.1 分、-21.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.4 ％ → 2022年 42.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 ％ → 2022年 10.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 42.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +36.0％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +35.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千厩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -77.0％( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大船渡線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 一ノ関駅 | 41.1万/坪 (32.1年/91.6坪) | 30.2万/坪 (33.0年/136坪) | 42.2万/坪 (25.7年/85.9坪) |
| 真滝駅 | - | - | - |
| 陸中門崎駅 | - | 0.9万/坪 (48.8年/103坪) | - |
| 岩ノ下駅 | - | 36.7万/坪 (15.8年/93.8坪) | - |
| 陸中松川駅 | - | - | - |
| 猊鼻渓駅 | - | - | 15.0万/坪 (29.3年/89.2坪) |
| 柴宿駅 | - | - | - |
| 摺沢駅 | - | 12.3万/坪 (41.8年/99.8坪) | 5.5万/坪 (28.8年/139坪) |
| 千厩駅 | 2.8万/坪 (44.8年/116坪) | 12.1万/坪 (38.1年/126坪) | 28.3万/坪 (40.8年/191坪) |
| 小梨駅 | - | - | - |
| 矢越駅 | - | - | - |
| 折壁駅 | - | 1.2万/坪 (56.8年/197坪) | - |
| 新月駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
一ノ関駅 41.1 万/坪(昨年同期比 +36.0 ％)
一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +36.0％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +35.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 33.0年から -2.6 ％減)。平均土地面積は 91.6 坪 (昨年 136.4 坪から -32.9 ％減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 62.2 坪から -12.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 35.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 47.1 ％)
千厩駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -77.0 ％)
千厩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -77.0％( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.8年(昨年 38.1年から +17.5 ％増)。平均土地面積は 115.7 坪 (昨年 126.0 坪から -8.2 ％減)。平均建物面積は 77.1 坪 (昨年 46.4 坪から +66.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 86.7 分 → 2022年 19.5 分、-77.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 38.1 年 → 2022年 44.8 年、+17.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示