【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のいわて銀河鉄道線 (盛岡駅～金田一温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -0.3％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 40 件(１年前(2023年)に比べて -87.2％( -272件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.6年(昨年 31.6年から +9.5 ％増)。平均土地面積は 112.1 坪 (昨年 89.9 坪から +24.7 ％増)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 50.7 坪から -2.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。青山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青山駅で昨年に比べ +39.7 ％、坪単価は 60.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(青山駅、盛岡駅)は +19.3 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(好摩駅、金田一温泉駅)は -93.8 ％(坪単価 -19.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.8 ％ → 2024年 38.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 ％ → 2024年 10.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.9 ％ → 2024年 43.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった青山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +39.7％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -86.4％( -51件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった好摩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.29万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -94.4％( -15.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| いわて銀河鉄道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 52.0万/坪 (33.6年/111坪) | 52.6万/坪 (31.5年/84.5坪) | 52.6万/坪 (30.1年/81.0坪) |
| 青山駅 | 60.7万/坪 (31.3年/87.0坪) | 43.5万/坪 (35.0年/81.2坪) | 65.5万/坪 (25.1年/87.6坪) |
| 厨川駅 | 40.5万/坪 (40.8年/120坪) | 64.1万/坪 (25.5年/84.8坪) | 48.3万/坪 (29.6年/87.1坪) |
| 巣子駅 | - | 36.6万/坪 (29.2年/84.2坪) | 41.9万/坪 (21.9年/76.8坪) |
| 滝沢駅 | - | 22.5万/坪 (36.5年/98.7坪) | 37.4万/坪 (27.7年/70.9坪) |
| 渋民駅 | - | 51.8万/坪 (12.8年/167坪) | 17.6万/坪 (33.3年/74.1坪) |
| 好摩駅 | 0.9万/坪 (46.0年/93.8坪) | 16.8万/坪 (36.0年/137坪) | 30.1万/坪 (29.3年/143坪) |
| 岩手川口駅 | - | - | 8.1万/坪 (52.8年/99.8坪) |
| いわて沼宮内駅 | 2.2万/坪 (28.0年/272坪) | 12.0万/坪 (34.0年/127坪) | 19.7万/坪 (32.2年/120坪) |
| 御堂駅 | - | - | - |
| 奥中山高原駅 | - | - | - |
| 小繋駅 | - | - | - |
| 小鳥谷駅 | - | 1.9万/坪 (38.8年/212坪) | - |
| 一戸駅 | - | 15.4万/坪 (40.7年/140坪) | 7.6万/坪 (46.7年/114坪) |
| 二戸駅 | 8.4万/坪 (37.0年/103坪) | 18.6万/坪 (32.4年/139坪) | 52.2万/坪 (25.0年/109坪) |
| 斗米駅 | - | 56.8万/坪 (20.4年/74.1坪) | 21.7万/坪 (37.4年/52.9坪) |
| 金田一温泉駅 | 1.7万/坪 (45.0年/172坪) | 24.7万/坪 (42.3年/136坪) | 48.8万/坪 (35.4年/166坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
青山駅 60.7 万/坪(昨年同期比 +39.7 ％)
青山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +39.7％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -86.4％( -51件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 35.0年から -10.8 ％減)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 81.2 坪から +7.1 ％増)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 45.3 坪から -11.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 35.0 年 → 2024年 31.3 年、-10.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.9 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.8 ％ → 2024年 37.5 ％)
盛岡駅 52.0 万/坪(昨年同期比 -1.1 ％)
盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -1.1％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて -85.9％( -140件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.6年(昨年 31.5年から +6.8 ％増)。平均土地面積は 110.7 坪 (昨年 84.5 坪から +30.9 ％増)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 56.3 坪から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.1 ％ → 2024年 36.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.1 ％ → 2024年 40.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.3 ％ → 2024年 9.1 ％)
好摩駅 0.9 万/坪(昨年同期比 -94.4 ％)
好摩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.29万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -94.4％( -15.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 36.0年から +27.8 ％増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 136.9 坪から -31.5 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 42.4 坪から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 36.0 年 → 2024年 46.0 年、+27.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
金田一温泉駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -93.3 ％)
金田一温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -93.3％( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 42.3年から +6.4 ％増)。平均土地面積は 172.4 坪 (昨年 136.4 坪から +26.4 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 47.5 坪から -36.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 87.3 分 → 2024年 120.0 分、+37.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示