【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄各務原線 (名鉄岐阜駅～新鵜沼駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.7万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -11.9％( -7.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 73 件(１年前(2023年)に比べて -52.0％( -79件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 18.3年から +18.9 ％増)。平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 68.5 坪から +19.9 ％増)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 39.4 坪から +9.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。高田橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高田橋駅で昨年に比べ +29.9 ％、坪単価は 59.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(高田橋駅、羽場駅)は +24.0 ％(坪単価 +13.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二十軒駅、手力駅)は -67.8 ％(坪単価 -46.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.7 分 → 2024年 13.6 分、-13.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.4 ％ → 2024年 11.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.1 ％ → 2024年 42.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 18.3 年 → 2024年 21.7 年、+18.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 ％ → 2024年 23.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.8 ％ → 2024年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった羽場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.0万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +18.1％( +12.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった手力駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.5％( -34.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄各務原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名鉄岐阜駅 | 49.7万/坪 (21.1年/105坪) | 75.6万/坪 (17.7年/54.3坪) | 42.8万/坪 (28.3年/62.5坪) |
| 田神駅 | 33.1万/坪 (37.3年/71.1坪) | 70.5万/坪 (8.2年/45.8坪) | 31.8万/坪 (26.0年/74.1坪) |
| 細畑駅 | 57.2万/坪 (23.8年/73.6坪) | 53.3万/坪 (23.4年/47.8坪) | 50.9万/坪 (44.8年/42.0坪) |
| 切通駅 | 53.7万/坪 (23.1年/52.2坪) | 54.0万/坪 (20.2年/62.0坪) | 60.6万/坪 (23.4年/119坪) |
| 手力駅 | 16.5万/坪 (29.3年/151坪) | 50.8万/坪 (32.7年/108坪) | 60.4万/坪 (21.5年/54.8坪) |
| 高田橋駅 | 59.6万/坪 (7.8年/49.4坪) | 45.9万/坪 (17.7年/122坪) | 43.1万/坪 (19.8年/43.5坪) |
| 新加納駅 | 77.2万/坪 (44.1年/87.7坪) | 67.7万/坪 (13.6年/56.3坪) | 72.8万/坪 (12.6年/47.8坪) |
| 新那加駅 | 53.7万/坪 (7.6年/67.1坪) | 56.8万/坪 (5.5年/62.8坪) | 63.8万/坪 (8.7年/59.4坪) |
| 市民公園前駅 | 50.6万/坪 (24.2年/126坪) | 84.4万/坪 (14.8年/58.2坪) | 56.1万/坪 (27.9年/58.0坪) |
| 各務原市役所前駅 | 65.6万/坪 (26.8年/52.0坪) | 73.1万/坪 (20.4年/64.6坪) | 35.5万/坪 (31.2年/49.3坪) |
| 六軒駅 | 61.3万/坪 (24.3年/78.9坪) | 67.9万/坪 (17.9年/60.4坪) | 66.9万/坪 (13.8年/63.9坪) |
| 三柿野駅 | 37.4万/坪 (45.0年/103坪) | 36.1万/坪 (44.1年/85.7坪) | 19.3万/坪 (42.3年/151坪) |
| 二十軒駅 | 27.3万/坪 (39.0年/194坪) | 85.5万/坪 (0.5年/65.8坪) | 66.0万/坪 (13.8年/49.9坪) |
| 名電各務原駅 | - | 65.3万/坪 (26.3年/143坪) | 87.6万/坪 (11.3年/79.6坪) |
| 苧ケ瀬駅 | 26.4万/坪 (44.3年/51.4坪) | 26.2万/坪 (35.0年/96.8坪) | 75.2万/坪 (14.2年/73.2坪) |
| 羽場駅 | 82.0万/坪 (1.3年/63.5坪) | 69.4万/坪 (11.5年/57.7坪) | 30.8万/坪 (36.0年/98.6坪) |
| 鵜沼宿駅 | 23.1万/坪 (43.3年/54.5坪) | 51.5万/坪 (19.1年/65.5坪) | 46.9万/坪 (29.6年/69.2坪) |
| 新鵜沼駅 | 62.5万/坪 (18.0年/55.2坪) | 69.6万/坪 (31.0年/64.0坪) | 62.2万/坪 (34.9年/66.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高田橋駅 59.6 万/坪(昨年同期比 +29.9 ％)
高田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +29.9％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.8年(昨年 17.7年から -56.1 ％減)。平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 121.6 坪から -59.4 ％減)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 80.8 坪から -59.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 17.7 年 → 2024年 7.8 年、-56.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 33.3 ％)
羽場駅 82.0 万/坪(昨年同期比 +18.1 ％)
羽場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.0万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +18.1％( +12.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.3年(昨年 11.5年から -89.1 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 57.7 坪から +10.1 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 36.1 坪から +4.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 11.5 年 → 2024年 1.3 年、-89.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.4 分 → 2024年 10.0 分、-12.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
二十軒駅 27.3 万/坪(昨年同期比 -68.1 ％)
二十軒駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -68.1％( -58.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 0.5年から +7672.0 ％増)。平均土地面積は 193.9 坪 (昨年 65.8 坪から +194.7 ％増)。平均建物面積は 77.5 坪 (昨年 36.7 坪から +111.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.5 年 → 2024年 39.0 年、+7672.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.5 分 → 2024年 14.2 分、+89.3 ％と大きく増加)
手力駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -67.5 ％)
手力駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.5％( -34.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 32.7年から -10.4 ％減)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 108.0 坪から +40.1 ％増)。平均建物面積は 96.8 坪 (昨年 55.1 坪から +75.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 32.7 年 → 2024年 29.3 年、-10.4 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.8 分 → 2024年 30.0 分、+51.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示