【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR奥羽本線 (大沢駅～及位駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.6万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +18.2％( +8.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 131 件(１年前(2021年)に比べて +36.5％( +35件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 26.3年から -1.7 ％減)。平均土地面積は 105.5 坪 (昨年 99.2 坪から +6.3 ％増)。平均建物面積は 55.5 坪 (昨年 57.5 坪から -3.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。米沢駅、北山形駅、羽前千歳駅、天童駅、乱川駅、村山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは置賜駅で昨年に比べ +2356.7 ％、坪単価は 114 万円/坪となった。
上位 2 駅(置賜駅、高畠駅)は +1367.2 ％(坪単価 +78.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大石田駅、東根駅)は -86.0 ％(坪単価 -24.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 ％ → 2022年 18.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.0 ％ → 2022年 31.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 20.7 分 → 2022年 23.1 分、+11.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.7 ％ → 2022年 32.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.5 ％ → 2022年 0.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった置賜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +2356.7％( +109.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大石田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -87.8％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR奥羽本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大沢駅 | 3.4万/坪 (69.8年/115坪) | - | - |
| 関根駅 | - | - | - |
| 米沢駅 | 27.7万/坪 (33.9年/173坪) | 16.9万/坪 (36.3年/121坪) | 28.7万/坪 (22.4年/128坪) |
| 置賜駅 | 114万/坪 (0.8年/66.6坪) | 4.6万/坪 (42.8年/333坪) | - |
| 高畠駅 | 59.0万/坪 (12.8年/113坪) | 12.3万/坪 (26.1年/159坪) | 10.7万/坪 (33.8年/94.8坪) |
| 赤湯駅 | 17.6万/坪 (31.8年/45.4坪) | 26.4万/坪 (22.8年/127坪) | 7.5万/坪 (47.3年/73.7坪) |
| 中川駅 | - | - | - |
| 羽前中山駅 | - | - | - |
| かみのやま温泉駅 | 12.9万/坪 (41.2年/104坪) | 13.8万/坪 (39.2年/67.3坪) | 38.4万/坪 (26.1年/139坪) |
| 茂吉記念館前駅 | 36.5万/坪 (31.4年/90.8坪) | 32.7万/坪 (28.1年/71.1坪) | 4.1万/坪 (55.8年/69.6坪) |
| 蔵王駅 | 60.2万/坪 (19.7年/75.9坪) | 53.1万/坪 (26.5年/118坪) | 9.7万/坪 (46.8年/127坪) |
| 山形駅 | 63.7万/坪 (31.1年/94.2坪) | 81.9万/坪 (16.8年/62.3坪) | 44.5万/坪 (28.1年/82.1坪) |
| 北山形駅 | 84.3万/坪 (6.9年/56.9坪) | 61.2万/坪 (24.7年/62.0坪) | 41.7万/坪 (28.1年/57.5坪) |
| 羽前千歳駅 | 108万/坪 (8.9年/122坪) | 80.0万/坪 (5.8年/90.8坪) | 59.3万/坪 (0年/109坪) |
| 南出羽駅 | - | - | 31.9万/坪 (44.8年/68.1坪) |
| 漆山駅 | 22.2万/坪 (36.1年/164坪) | 7.8万/坪 (45.8年/99.8坪) | 4.6万/坪 (0年/160坪) |
| 高擶駅 | 38.8万/坪 (34.4年/68.8坪) | 66.1万/坪 (33.8年/72.6坪) | 35.3万/坪 (20.8年/69.6坪) |
| 天童南駅 | 78.9万/坪 (6.8年/72.6坪) | 98.3万/坪 (1.8年/56.7坪) | 66.1万/坪 (20.8年/106坪) |
| 天童駅 | 50.5万/坪 (26.8年/112坪) | 37.0万/坪 (37.4年/112坪) | 52.0万/坪 (28.3年/83.6坪) |
| 乱川駅 | 57.3万/坪 (15.3年/104坪) | 36.1万/坪 (41.3年/275坪) | - |
| 神町駅 | 60.0万/坪 (22.1年/68.3坪) | 54.3万/坪 (19.8年/88.1坪) | - |
| さくらんぼ東根駅 | 72.8万/坪 (11.3年/74.1坪) | 89.4万/坪 (0.4年/55.5坪) | 30.3万/坪 (19.3年/114坪) |
| 東根駅 | 7.7万/坪 (41.3年/68.1坪) | 48.5万/坪 (5.8年/72.6坪) | 45.4万/坪 (22.4年/95.8坪) |
| 村山駅 | 33.0万/坪 (27.4年/163坪) | 24.2万/坪 (21.8年/160坪) | 21.9万/坪 (21.3年/113坪) |
| 袖崎駅 | - | - | - |
| 大石田駅 | 1.1万/坪 (42.8年/230坪) | 8.7万/坪 (32.3年/310坪) | 0.24万/坪 (0年/191坪) |
| 北大石田駅 | - | - | - |
| 芦沢駅 | - | - | - |
| 舟形駅 | - | - | 3.1万/坪 (0年/90.8坪) |
| 新庄駅 | 25.9万/坪 (33.2年/102坪) | 24.6万/坪 (33.5年/73.5坪) | 9.8万/坪 (45.0年/93.5坪) |
| 泉田駅 | 8.5万/坪 (22.8年/545坪) | - | - |
| 羽前豊里駅 | - | - | - |
| 真室川駅 | - | 5.5万/坪 (24.8年/90.8坪) | - |
| 釜淵駅 | - | - | - |
| 大滝駅 | - | - | 0.6万/坪 (46.8年/209坪) |
| 及位駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
置賜駅 114.2 万/坪(昨年同期比 +2356.7 ％)
置賜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +2356.7％( +109.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 42.8年から -98.2 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 332.8 坪から -80.0 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 193.6 坪から -82.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 42.8 年 → 2022年 0.8 年、-98.2 ％と大きく減少)
高畠駅 59.0 万/坪(昨年同期比 +377.7 ％)
高畠駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.0万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +377.7％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.8年(昨年 26.1年から -51.1 ％減)。平均土地面積は 112.9 坪 (昨年 159.3 坪から -29.1 ％減)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 60.5 坪から -21.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 26.1 年 → 2022年 12.8 年、-51.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 40.0 分 → 2022年 26.7 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
大石田駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -87.8 ％)
大石田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -87.8％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 32.3年から +32.5 ％増)。平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 310.1 坪から -25.9 ％減)。平均建物面積は 142.2 坪 (昨年 140.7 坪から +1.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 32.3 年 → 2022年 42.8 年、+32.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.0 分 → 2022年 120.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
東根駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -84.2 ％)
東根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -84.2％( -40.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 5.8年から +617.2 ％増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 72.6 坪から -6.2 ％減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 22.7 坪から +120.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.8 年 → 2022年 41.3 年、+617.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.0 分 → 2022年 28.5 分、+23.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示