【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR岩徳線 (岩国駅~櫛ケ浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.5万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +41.3%( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 29.7年から -35.7 %減)。平均土地面積は 67.9 坪 (昨年 101.9 坪から -33.4 %減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 41.8 坪から -25.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。岩国駅、勝間駅、周防花岡駅、櫛ケ浜駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは周防花岡駅で昨年に比べ +74.0 %、坪単価は 128 万円/坪となった。
上位 1 駅(周防花岡駅)は +74.0 %(坪単価 +54.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(勝間駅)は +22.8 %(坪単価 +4.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.7 年 → 2023年 19.1 年、-35.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 37.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 43.8 % → 2023年 29.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.8 分 → 2023年 22.7 分、+43.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 % → 2023年 3.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった周防花岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +74.0%( +54.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勝間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +22.8%( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR岩徳線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岩国駅 | 64.5万/坪 (19.9年/70.1坪) | 46.4万/坪 (40.8年/154坪) | 44.8万/坪 (32.1年/75.2坪) |
西岩国駅 | - | 43.6万/坪 (19.8年/64.8坪) | 55.7万/坪 (28.8年/48.8坪) |
川西駅 | - | 18.9万/坪 (0年/81.7坪) | 19.1万/坪 (42.8年/66.6坪) |
柱野駅 | - | - | - |
欽明路駅 | - | - | - |
玖珂駅 | - | 34.2万/坪 (41.5年/185坪) | 59.8万/坪 (0.8年/51.4坪) |
周防高森駅 | - | - | 2.1万/坪 (49.8年/112坪) |
米川駅 | - | - | - |
高水駅 | 7.3万/坪 (47.8年/66.6坪) | - | 59.2万/坪 (0.8年/60.5坪) |
勝間駅 | 25.1万/坪 (35.8年/83.2坪) | 20.4万/坪 (51.3年/86.5坪) | - |
大河内駅 | 25.6万/坪 (23.3年/77.9坪) | - | 10.3万/坪 (33.3年/81.7坪) |
周防久保駅 | 68.8万/坪 (20.8年/72.6坪) | - | 26.5万/坪 (27.1年/115坪) |
生野屋駅 | - | - | 38.6万/坪 (28.3年/80.7坪) |
周防花岡駅 | 128万/坪 (2.6年/56.7坪) | 73.3万/坪 (13.4年/67.3坪) | 62.1万/坪 (22.5年/51.8坪) |
櫛ケ浜駅 | 103万/坪 (11.8年/60.8坪) | 80.6万/坪 (23.5年/76.8坪) | 88.5万/坪 (9.5年/63.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
周防花岡駅 127.6 万/坪(昨年同期比 +74.0 %)
周防花岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +74.0%( +54.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 2.6年(昨年 13.4年から -80.9 %減)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 67.3 坪から -15.7 %減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 37.8 坪から -25.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 13.4 年 → 2023年 2.6 年、-80.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 60.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.8 分 → 2023年 16.5 分、+28.6 %と大きく増加)
勝間駅 25.1 万/坪(昨年同期比 +22.8 %)
勝間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +22.8%( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 51.3年から -30.2 %減)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 86.5 坪から -3.8 %減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 43.0 坪から -28.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 51.3 年 → 2023年 35.8 年、-30.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 20.0 分、+233.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示